バースプランでしっかり要望を伝えておくべきポイント

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バースプランとは、出産から退院するまでの希望を医師や助産師に伝えることを言います。

最近では、日本の産院でもバースプランを書かせてくれるところが増えてきましたね。

お産は、人生でたった数回、人によっては一度きりしか経験しない貴重な体験です。

悔いのないお産にするためにも、しっかりバースプランを練っておきましょう!



バースプランとは

バースプランはアメリカなどでよく使われています。
日本でもようやく増えてきましたが、まだまだ対応していない産院もあります。

先述のとおり、バースプランは出産・入院・退院にまつわる希望を医師や助産師に伝えること。
具体的な要望だけでなく、出産に対する考え方などを書いておくといいかもしれません。
バースプランに書いたことをすべて実現できるかはわかりませんが、ささいなことでも書いておくといいですよ。
のちのち後悔しないように、しっかり考えて書きましょう。

計画分娩か自然分娩か

まずは出産の方法についての希望から考えてみましょう。
なるべく夫に立ち会って欲しい…という場合は計画分娩を選ぶといいでしょう。
自然に陣痛がつくのを待ちたいという方は、もちろん自然分娩ですね。

対応が可能な産院であれば、無痛分娩や和痛分娩を選べます。
水中出産をしてみたい、フリースタイル分娩がいい、ソフロロジーを取り入れたいなど、分娩ひとつとってもさまざまな要望を出すことができますよ。

陣痛中・分娩時の希望

陣痛中・分娩中はまさに出産の山場。
この時に関するバースプランは、できるだけ具体的に書き出しておきましょう。

陣痛中はなるべく助産師にずっとついていてほしい、夫以外は陣痛室に入って欲しくない。
音楽やアロマセラピーでリラックスしたい、好きなものを食べたい。
陣痛促進剤を使いたいかどうかも書いておくとよいでしょう。

分娩中は、夫が立ち会うかどうか。
なるべく会陰切開を避けて欲しいという要望も出せます。
音楽を聴きながら出産したいというのもOKです。

出産直後の希望

出産の直後は、ママは疲れきって意識が朦朧とした状態です。
あらかじめバースプランを伝えておかないと、やりたいことが何もできなくなってしまうおそれがあります。

たとえばカンガルーケアがしたい、産まれたらすぐに抱っこさせて欲しい。
夫にへその緒を切ってもらいたい、なるべくすぐにおっぱいをあげたい。
産まれたらすぐ写真やビデオ撮影をしたいなどやりたいことはたくさん!

夫が立ち会い出産を希望している場合、この辺りは夫ともよく話し合っておくようにしましょう。

入院中の希望

出産後のママは、非常に体力を消耗しています。
できるだけ体に負担がかからないようなバースプランを考えておくとよいでしょう。

病室は大部屋なのか個室なのか、食事に出して欲しくない食材はあるか。
産後すぐに母子同室がいいのか、翌日から同室にするのがいいのか。
夜だけはよく休めるように赤ちゃんを預かってもらうという選択肢もあります。

また、面会についても具体的に書いておくといいですよ。
出産後すぐに大勢面会に来られるのはかなりの負担。
お見舞いは夫とママの実母のみくらいにしておくのがいいかもしれません。

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