くりあがりの計算は難しい気がします。
小さいうちから教えても、計算できないからムリ……と思いがちですが、「さくらんぼ算」を学ぶと小さい子でも「くりあがり足し算」ができるようになります。
くりあがり足し算が苦手な子にもできる方法ですが、先取り勉強法にもぴったりの「さくらんぼ算」。
教える時に知っていると助かりますよ。
さくらんぼのようにして
くりあがりの足し算は難しいもの。
10までの計算だと、両手があれば計算ができます。でも、10以上だと手では足りなくて足も使ったりして計算する子も……。
そんな時は、数字をさくらんぼのようにして2つにわけて計算をします。
例題
例えば、7+6のような計算があります。
7と6を足すとき、明らかに10以上になるような気がします。ただ、間違えやすい計算で、12?13?14?どの数字になるのかわからない子もいるのではないでしょうか。
そこで、こう計算します。
計算すると……
7と3を組み合わせると10になるので、6を3+3に分けます。
つまり、6を3+3のさくらんぼのような形にするわけです。
そうすると、7+3+3で、答えがわかりやすくなります。
計算すると、7+3で10、それに3を足すので答えは13。
7+6を計算すると考えると、難しくて計算するのをあきらめてしまう子も、さくらんぼ算なら計算できたりします。
計算が楽に……
1問解いたら、2問、3問とさくらんぼ算を計算してみましょう。
7の計算だと
7+4 なら、 7+3+1 …… 11に
7+5 なら、 7+3+2 …… 12に
7+6 なら、 7+3+3 …… 13に
7+7 なら、 7+3+4 …… 14に
7+8 なら、 7+3+5 …… 15に
7+9 なら、 7+3+6 …… 16に
となります。
いくつもの計算をとくことで、くりあがりの足し算も間違いなく解くことができます。
小さい子も「くりあがり足し算」ができる!
くりあがり足し算をする時、余白にさくらんぼのように2本の線を書いて2つの数字に分けるだけ。
小学校に上がった時、テストの計算問題でも間違いなく解くために使うことができます。
苦手意識のあるくりあがり足し算こそ、簡単に解ける方法を覚えておくと役立ちます。
「さくらんぼ算」を覚えて計算してみましょう!