都会ではなかなかきれいな星空が眺められません。キャンプや海水浴に行くと、夜空を眺めて流れ星を数えたり…。子供は、絵本やテレビ番組で、お月様や夜空が大好きです。もちろんロマンティックな夜空にあこがれるパパママもいらっしゃるでしょう。関西のプラネタリウムでは、子供向けのプログラムを用意しているところもたくさんあります。公営のプラネタリウムばかりですので、安心価格です。家族で夜空に思いを馳せてみませんか。
大阪市立科学館
大阪にある科学館。とても大きなプラネタリウムです。
1回の観覧は大人600円、中学生以下は300円ですが、ストーリーもあってとても充実したプログラムです。
小さなお子さんには、より宇宙の神秘やロマンに身近に触れることができる「ファミリータイム」も設けられていて、幼児から小学生とその家族が対象のプログラムで、少しぐらいお話しても大丈夫。毎週土・日に1日1回上映がありますよ。
プラネタリウムと科学館は隣接している別建物の構造です。科学館は中学生以下は無料。広い館内、たくさんの体験できる実験器具や、宇宙の歴史などが、分かりやすく展示されています。夏休みは大にぎわいでしたよ。
大阪駅からはちょっと距離がありますが、京阪の中之島や地下鉄の肥後橋からはアクセスが便利です。
京都市青少年科学センター
京都でプラネタリウムといえばココ、京都市青少年科学センター。学校が休みの日(土曜日曜祝日、長期休暇中の平日も)はキッズ向けのプログラムが、とっても面白いですよ。
あと、こちらの科学センターでは年間6~8回、夜間の天体観望会も開かれます(無料)。だいたい金曜日の夜が多いのですが、最初にプラネタリウムで星空の解説があり、子供さんもたくさん参加しているので、楽しくて易しい解説をしてくれます。そのあと、科学センターの屋上で月のクレーターや、星雲を望遠鏡で見ます。遠くには京都タワーが光っているのも幻想的です。
料金は平日子供は100円ですが、土曜日と日曜日は,京都市内に住むか学校がある小・中・高校生は無料です。
神戸青少年科学館
関西で一番、お子さんにおススメのプラネタリウムは、実は神戸。いまは、ネーミングライツで、バンドーという会社が冠スポンサーで正式名称を「バンドー神戸青少年科学館」。ポートアイランドにあります。
おススメなのは「一般」のプログラムです。
大人向けでは?との疑問もありますでしょう。確かに、こちらのプラネタリウムは毎日2回、子供向けのプログラムを投影しています。3歳から小学生低学年にはちょうどよいくらいの内容ですが、小学2年のわが家の娘は物足りない様子。もう1回入場して「一般プログラム」の投影で大満足でした。
タイトルも「なぜ月は落ちないの?~パパと娘が語る重力の不思議~」などなど興味津々。どの「一般」プログラムも、小学校の3年4年から大人までをターゲットにしていますから、わかりやすい切り口で、専門的、それも、かなり科学的な見方を教えてくれる内容ですよ。
三宮からのポートライナーとのセット券を購入するとお得に行くことができますよ。
大津市科学館
大津の琵琶湖沿い、膳所(ぜぜ)にある市立の科学館。前の3つに比べて少し規模が小さなプラネタリウム。でも本格的です。
2012年にリニューアルされて、投影機器も一新。季節ごとに解説員が肉声で星空の解説をしてくれるほか、恐竜やドラえもんの登場する番組の投影もあり、子供たちは大満足です。
星や天体に興味を持つお子さんなら、2回3回と違うプログラムを見たくなるでしょう。土日や夏休みも比較的並ばずに入場できます。難点は交通アクセスです。駐車場も併設されていますが小さいので、近隣のコインパーキングになります。電車は駅から少し歩きます。
科学館もリニューアルしたばかり。最新の科学の進歩の到達をビジュアルで表現・展示され、とってもわかりやすい。実際に触ったり動かしたりできる実験用具もあります。
明石市立天文科学館
関西には公設の科学館やプラネタリウムが沢山ありますが、東経135度の子午線のまち、明石を外すわけには行きません。
日本の標準時の時計が大きな目印の天文科学館。山陽電鉄の駅からも徒歩スグ。プラネタリウムのドームも大きく、プログラムも科学館が独自に製作していて、解説員のアナウンスも楽しく、ギリシャ神話への造詣が深いように感じました。
科学館の展示も充実していますし、少し高台ですから、目の前の明石海峡大橋の絶景スポットにもなっています。
名物タコをはじめ、瀬戸内のおいしいお魚や干物をお土産に。近くには海水浴場もたくさんありますから、季節を問わず人気のお出かけスポットです。