育児中のママ、手に違和感があるときはありませんか?
もしこわばりを感じるようなら、もしかしたら腱鞘炎になりかかっているかもしれません。
これからママになる方は予防の為に、育児奮闘中ですでに痛みを感じているママには悪化させない為に、一緒に原因と対策を見ていきましょう。
●腱鞘炎とは?
育児中のママが発症する腱鞘炎のほとんどはドケルバン(デケルバン)腱鞘炎。
手首周辺にある親指を動かす腱と、腱が通るトンネルのようになっている腱鞘が炎症を起こしている状態で、
痛みで親指を動かせなく、指を動かさなくても痛みを感じる場合もあります。
私も経験しましたが、朝起きた時が一番症状がひどく親指以外の指にも痛みがあり、指の関節が曲がったまま。
片方の手を使って指をゆっくり1本ずつ伸ばさないと顔も洗えないほどでした。
http://www3.plala.or.jp/ksakura/kenshouen/rsi.htm
●原因
産後の女性はホルモンの影響で腱鞘炎を起こしやすくなっています。
そこにきて毎日赤ちゃんを抱っこするのですから、育児中のママは腱鞘炎になるリスクが高いわけですね。
興味深いことに、腱鞘炎になるママは一人目のお子さんの育児中という方が殆どだとか。
そういえば私も一人目の時だけの悩みでした。
初めての赤ちゃんだから、抱っこするのも力が入り過ぎてしまっているのだそう。
自分では気づかないけど、赤ちゃんのガードをしなくちゃと必要以上に力んでしまってるらしいんです。
●対策その1 負担を軽減
まだ首がすわっていない赤ちゃん抱っこで寝かしつけたり授乳したりするのは、どうしても肩や手首に負担がかかってしまいます。
抱っこ紐やスリング、クッションなどを利用しましょう。
一人目の時は、スキンシップは大切!とおっぱいをあげる時も哺乳瓶を使う時も、ちゃんと赤ちゃんを抱きかかえなければいけない!と頑張り過ぎていました。
自分自身の体をいたわることも忘れないでくださいね。
●対策その2 代用品を使う
指や手を使わなければいけない時は、少しでも負担がかからないものを使いましょう。
食事はお箸は使わずスプーンやフォークで。
料理は菜箸をトングに持ち替えて。
熱いものが入っているお鍋などを移動する時や、コーヒーカップを持つ時などは特に気をつけて下さい。
想像以上に負担がかかり、痛みで持つ手の力が抜けてしまうことがあります。
●対策その3 薬で痛みを和らげる
痛みは我慢しないでシップや塗り薬を使いましょう。
私は筋肉痛に用いるタイプのものは全く効果がなく、神経痛に用いるものを使い良くなりました。
腱鞘炎用のサポーターも薬局で購入することができます。
また、透明タイプのものは、つけたまま水仕事ができるので、家事をすることが多い時間帯には助かりますね。
それでも良くなる兆候が見られなければ、すぐ整形外科にかかりましょう。