結納の正しい進め方・決まりの言葉・服装とその注意点

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今は、結納を行うカップルは少なくなっているかもしれませんが
日本古来からの風習、「結納」お互いの家族の顔合わせや親睦の意味も
ふくめて、結婚前に取り交わすカップルもいるかもしれません。

ここでは、結納の基本的な行い方やその注意するべき点などを
一緒に見て行きましょう。



結納の口上(あいさつ)

まず仲人さんを立てる場合、立てない場合とあると思いますが、
立てる場合は、仲人の方がご挨拶。結納の品を持参しましたので
どうぞお受け取りくださいと述べます。

続いて新郎の親の挨拶です。「お嬢様と私どもの○○との婚約がととの
いましたことお礼を申し上げます。心ばかりの結納の品を持って
まいりましたので幾久しくお納めください」

新郎本人が次に挨拶します。「本日は私どものために
ありがとうございます。婚約できましたのは
ご両親のおかげと感謝しております。
幸せな家庭を築く所存ですのでなにとぞよろしくお願い申し上げます」

最後に新婦の親です。「結納の品、目録の通り間違いはございません、
厚くお礼を申し上げます」

これで一通りの式が終わり、食事をしながら両家歓談の
ながれになります。
口上はほんの一例ですので、自分なりのアレンジ、話しやすいように
変えて挨拶してみてくださいね。

結納飾りについて

結納飾りについては、各地方の風習もあるのでしょうが、
近年は、略式化されている場合も多いようです。

仲人さんがいる場合、飾りつけは仲人さんが。いない場合は
婿側が飾り付けることになります。

本来、結納飾りは床の間の前に飾るものでしたが、住宅事情も
ありますので、床の間の上に毛せんを敷き、その上に飾る
という方法もいいかと思います。

結納の時に着る衣装は?

略式でもかまいませんが、相手側に失礼がないように
気をつけましょう。女性もこの頃は和服ではなく、
スーツと言うケースもでてきているようです。

ただ、新婦に関しては、振袖を着ることのできる最後のチャンス
ともいえますので、その点は両家で相談の上決められるといいでしょう。

新婦が和服を着るか否か、で両家の母親は合わせて和服にするか
スーツにするか、これも話し合いで決めることが大事です

父親は、ブラックフォーマルが望ましいでしょう。
新郎はブラックフォーマル、あるいはダークスーツでもかまいません。
親族も同席する場合、ダークスーツ、地味な色合いのスーツが
ベストです。主役より目立ってはいけないので。

そのほか結納の注意点

結納をおこなう時間帯としては「午前中」がいいようで、
その後、昼食を両家で一緒にとってというパターンが一般的です。

また「お茶を濁す」という言葉もあるため、お祝い事では
避けたほうがよく、「さくら茶」「昆布茶」で接待するのが
ふさわしいでしょう。

結納は厳粛な式であるため、その最中は口上以外は話しては
いけないというのが一応のルールであるようです。

最後に

結納は両家の架け橋ともなる大事な儀式です。
おごそかに心をこめて行いましょう。

結婚式の予行演習とも言えるかもしれませんね。

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