2015年8月3日元バドミントン日本代表の潮田玲子さんが「育児セラピスト2級」を取得したとブログで報告しました。
第1子を妊娠中でキャスターとしても活躍する忙しい中学んで取得した「育児セラピスト」とは、どんな資格なのでしょうか。
◇育児セラピストとは?
育児セラピストの認定団体は財団法人日本余暇文化振興会です。
2008年までは「育児ファシリテーター」と呼んでいましたが、日本余暇文化振興会の認定を受けたのを機に、「育児セラピスト」と名称を変えたようです。
育児セラピストは、子供の発達心理学に基づき育児についてアドバイスできる子育ての専門家です。
育児に関する知識を伝える力や親の心をいやすスキルを身につけた、親の相談役になれる頼れる存在ということなので、この資格、私も欲しい!と思ってしまいました。
◇育児セラピストのできることは?どんな人がとるの?
悩める親たちを救って子育てを楽しくしてあげられそうな育児セラピスト。
どんな人が資格を取得するのでしょうか。
有名なところでは、潮田玲子さんのほかに、タレントのSHEILAさんが「育児セラピスト1級」を昨年取得しています。
育児セラピストは子供と関わる様々な立場の人が講座を受講していて、年齢は20代から60代と幅広く、職業は保育士・看護師・助産師・主婦など。
ただの主婦でもOKなのね♪と増々この資格に興味がわいてきます。
◇育児セラピストになるには?
育児セラピストの資格を認定できるのは、日本アタッチメント育児協会です。
この協会から「育児セラピスト2級」または「育児セラピスト1級」の認定証をもらえば、晴れて育児セラピストとして活動できます。
■育児セラピスト2級を取得するには?
育児セラピスト2級講座を受講して、育児や子供の発達についての知識やアタッチメントについて実践者として学びます。
■育児セラピスト1級を取得するには?
育児セラピスト2級取得後、育児セラピスト1級講座を受講し、筆記試験を受け、レポートを提出します。
2級で学んだことをさらに深く専門的に学んでそれを伝えるスキルを身につけ、専門性を持った活動をするための方法論なども学びます。
2級は、受講するだけで取得可能、1級は筆記試験に合格しなくてはいけないようです。
まずは2級、余裕ができたら1級もとって、ご近所の若いママたちの助けになりない!とだんだん前のめりになって行きます。
◇資格を取得するのにかかる期間と費用
いざ受講!となると、どのくらいの期間の勉強が必要か、費用はいくらかかるか気になります。
■育児セラピスト2級講座
・期間は1日のみ(10時から17時)
・受講費 54,000円
■育児セラピスト1級講座
・育児セラピスト2級取得者が対象
・期間は2日間(10時から17時)
・2日目の最後に筆記試験、後日レポート提出
・受講費 108,000円
何と、たった1日で育児セラピストになれるというので驚きました。
東京・大阪・福岡・名古屋・北海道・仙台のどこかの会場に1日行くだけなら、何とか時間も作れそう。
54,000円はちょっと高いけど、一生役に立つ知識だから、がんばってみてもいいかも。
1級の方はやはり敷居が高いけど、お値段以上に価値のある資格かもしれません。
「対親力」(一人一人の親とうまくコミュニケーションをとり対応する力)が身につく、という点が特におもしろいと思いました。
「対親力」は耳慣れない言葉ではありますが、何かあったときに大きなトラブルになる前に話し合いで解決したい、という場面はたくさんあります。
子供や孫のためにも、知っておいて損はないという知識だと思います。
◇資格の取り方もいろいろ
すでに5000人以上の人が、育児セラピストの資格を取って活躍しているそうです。
自分の子育てはもちろん、資格を生かして教室を開くなどの活動をしている人もいるようです。
この際だから、ついでに資格を取ろう!とやる気になった人のために、いろいろな講座が用意されています。
その一つを紹介します。
■アタッチメント・ベビーマッサージ・インストラクター養成講座
アタッチメントとは「愛着関係」のことで、これがちゃんとできると、泣き声だけで赤ちゃんが何を欲しがっているかわかり、パパの育児参加も促せ、母子関係も良好になるそうです。
アタッチメントをベビーマッサージによって形成する方法を教える資格が、アタッチメント・ベビーマッサージ・インストラクターです。
講義・実習・筆記試験・実技試験を2日間で行い、費用は147,960円です。
少し高めですが、この中に育児セラピスト2級の資格取得も含まれているので、お得かもしれません