今と昔で違う育児の常識。子育ての世代ギャップに悩む前に知っておこう

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赤ちゃんが産まれると、それまで上手くいっていた旦那さんのお母さんとの関係がギクシャクしてしまう、そんな話は決してめずらしくないですね。

どうしてそんな風に変わってしまうのでしょうか?

口出しのし過ぎ、特に今では推奨されていない昔の育児法をおばあちゃんが押し付けてしまうことが原因になることもあります。

できればおばあちゃん達にも知っておいて欲しい、育児の常識の変化を5つ取り上げてみました。



1.抱き癖

お嫁さんは赤ちゃんが泣くとすぐ抱っこ。
抱き癖がつくからすぐ抱っこしちゃあ駄目よ。とおばあちゃん。
泣かせておかないと駄目だよ。肺が強くなるからね。とおじいちゃん。

最近では、ママが抱っこしてあげられる時はちゃんと赤ちゃんの要求をみたしてあげるようにという考えが定着しています。
そうすることで赤ちゃんの情緒が安定しますが、放置され続けると赤ちゃんは泣くことを諦め“サイレントベビー”になってしまう危険があるそうです。

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2.紙オムツ

「今の人はいいわねえ。便利なものがあって。」
紙オムツを持ってレジに並んでいたら、うしろの知らないおばさんにそう言われた知り合いママ。
そのおばさんの持つレジかごの中身はお惣菜でいっぱいだったとこぼしていました。

紙オムツだからって、手抜き育児ではなく、布オムツが紙オムツに比べて何もかも優れているわけでもないんですね。

たとえば布オムツは頻繁に取り換えるので洗剤代や水道代がかかる、天気が悪いとなかなか乾かない、という点があります。

紙オムツは忙しいママの負担を軽減してくれ、機能性もどんどん良くなっていて赤ちゃんのお腹を締め付けず、動きも妨げないという利点があります。

ママの選択にお任せしましょう。

3.パウダー

おむつ替えの時にパタパタ、お風呂上りにパタパタ。
昔はシッカロールとか天花粉(てんかふん)と呼ばれていましたが、今はベビーパウダーが一般的な呼ばれ方ですね。

ベビーパウダー、今も使ってもいいんです。
でも、使い方が大切。
湿った肌に使用すると汗腺をふさいでしまう心配があるので、汗や水分はしっかりふき取ったあとの肌につけてあげましょう。

おじいちゃんおばあちゃんにも知っておいて欲しい点は、出来てしまったあせもに使うのは逆効果とのこと。
あせもの予防にはなりますが治療にはなりません。

4.うつぶせ寝

うつぶせ寝と聞くとすぐ“乳幼児突然死症候群(SIDS)”という言葉を思い浮かべる方は多いと思います。

昔は寝つきがいい、よく寝てくれるという理由、また頭の形を良くするという理由で赤ちゃんをうつぶせにして寝かせることがあったようですが、
今のママはSIDSを心配してうつぶせ寝をさせたがりません。

厚生労働省も、乳幼児突然死症候群のリスクが高まる恐れがあるので、うつぶせ寝を避けるよう指導しています。

http://www.mhlw.go.jp/bunya/kodomo/sids.html

5.発熱時

風邪なら、とにかく暖めないと!

心配したおばあちゃんはお布団を何枚も重ね、起き上がっている時も厚着をさせるかもしれません。

暖かくして汗をかけば熱は下がる、という考え方からだと思いますが、実はまだ小さい子供は上手に汗をかけなくて、厚着やお布団で暖めてしまうとさらに体温が上がってしまうのだそうです。

寒気があって震えているのでなければ、お布団はかけず薄着で良いそうです。

おじいちゃんおばあちゃんも良かれと思いやって来られた育児法なので、頭から否定するのではなく今推奨されている育児法について書かれている本などを読んでもらうと良いかもしれませんね。

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