ハッピーな女の子に育つ5つの方法

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女の子の子育てには、男の子の子育てにはない、特有の悩みがあります。そして多くの親が、自分の娘に、将来できれば幸せな結婚をして、幸せな人生を歩んでほしいと思っています。

特に女の子が「人を愛し、人から愛される幸せな人生を、自らのいきがいをもって賢明に、いきていくことができる女性」に育っていくために大切なことを5つ紹介します。



「タッチング」と「ポジティブな言葉がけ」で愛情を伝える

子どもにとって一番必要な愛情は、とにかくスキンシップです。肌と肌のふれあいこそ、愛情を伝えるのに最も効果的な方法です。
・心をこめてゆっくり抱っこする
・ペタペタさわる
・ぎゅっと抱きしめる
・ほっぺにキスする
このようなタッチングを繰り返すことが何よりも大切です。
我が子がかわいくて思わず抱きしめたくなる。ふっくらしたほっぺたや手足に触れてみたくなる。そんな気持ちがわいてきたら、迷うことなく、いつでもとこでも、ペタペタとタッチしてあげましょう。
子どもにとって、抱っこやタッチングは、甘やかしや過保護などではなく、豊かな心をつくるのに不可欠な心の栄養の一つです。子どもに「自分は大切にされている」という気持ちを与え、それが自己肯定感につながっていきます。
女の子の場合、親とのスキンシップが不足すると、中学生、高校生になって、不安定な気持ちや淋しさを満たすために、好きでもない相手との不本意な性交渉に流される危険性が高くなります。
つまり、タッチングによる親との愛情あふれるスキンシップは、思春期の女の子の身を守るバリアの役割も果たしてくれます。
そして、「大好きだよ」「大切だよ」などと、愛情を具体的に言葉にして伝えていくこともとても大切です。

「ほめる」よりも「ともに喜ぶ」姿勢が大切

子どものやる気を促す親の心がけとして、「ほめて育てる」という教育論が主流になっていますが、この「ほめられる」のは一つの「ごほうび」になるので、「ほめられないと動かない子ども」になってしまう恐れがあります。
「ほめられたいから片付けをする」子どもは、「ほめられないなら片付けはしない」子どもに育ってしまいます。
ですので、「ほめて育てる」のではなく、「ともに喜んで育てる」ことが大切です。
例えば、「よくできたね!お母さんうれしいな!」と、頑張ったこどもに、「お母さんうれしいよ」という、お母さん自身の喜びの気持ちを伝えることが大事です。
「ほめる、叱る」はやめて、「ともに喜ぶ」という姿勢で子どもと接するようにしましょう。
特に結果だけに視点を向けるのではなく、頑張りのプロセスに注目して、「これができるまでたくさん練習したね!すごく頑張ってたと思うよ!お母さん、とってもうれしいな」と、成功しても失敗してもそこまでの過程を褒めてともに喜びましょう。

「小さながんばり」を見つけて、具体的にほめる

お母さんから見れば小さなことでも、子どもからすれば「けっこう頑張っている」というちょっとした頑張りは必ずあります。
例えば、靴を脱いだときにそろえるのをいつも忘れてばかりいたのに、忘れずにそろえられるようになった。そんなときは、「忘れずにお靴揃えられるようになったんだね!えらいよ」と褒めてあげてください。
ここで大切なのは、子どもが努力した行動を具体的にほめることです。先にも述べたように、頑張りの結果だけをほめるのではなく、そのプロセスを具体的にほめることです。
具体的にほめるためには、とにかく子どものことをよく観察している必要があります。子どもの行動をできるだけ細やかに観察し、ちょっとした変化や進歩に気づけるようにしましょう。

ほめて育てても「自信過剰」になるわけではない

こどもをほめすぎて、自信過剰にさせてしまうことを心配してしまうお母さんも多いのではないでしょうか。ほめることで、子どもが手を抜いたり、調子に乗ったりしてはいけない。子どものために厳しい態度で接した方がよいと考えている方もいるかもしれません。
しかし、子どもはほめすぎるよりも、厳しくし過ぎることの方が子どもの人生にはるかに大きなダメージを与えます。
何でもよくできる優秀な子どもでも、「よくできたね」と喜んでくれるお母さんの笑顔が欲しくて欲しくてたまらないものです。
特に女の子は、「お母さんにほめてほしくて、必死に頑張ってやっている」という場合が少なくありません。
いつも自然体で輝いていて、品があるのにイヤミがない。そんな品格のある女性は、子どものときにうんと褒めてもらうことによって、親に自信を与えてもらえた人なのです。

幼少期の「食育」が、女の子の品格を決める

男性が女性と接してもっとも幻滅することが多いのが、食事の場面です。
食事のマナーは、幼いころからの習慣が大きく影響するものです。大人になってからではすぐには替えられません。
・テレビやゲームを見ながらの「ながら食い」はさせない
・自分がソースを使ったら他の人に回す。といったちょっとした心配りをする。
・肘をテーブルに立てて食事をしない。
などの、基本的なマナーを身につけさせましょう。品のある食事のマナーは、女の子にとって一生の財産になります。
食事のときに、お母さんと一緒に配膳をする、子どもができる料理の手伝いをする、などといったちょっとしたお手伝いも小さいころからさせてあげましょう。

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