かんの虫って本当にいる?その生態と対処方法。

4,241 views

この子、本当に疳の虫が強いわ・・・。

若いママの中には聞きなれない言葉かもしれませんが、昔から子供のある特定の様子を見て言われています。

もし自分の子供が疳の虫を保有していたら・・・どうしましょう?!

疳の虫ってどんな形?どうやって取り出すの??

気になるその生態をチェック!!



●疳の虫ってどんな虫?

疳の虫を取り出す方法として、昔は呪術師が粗塩で手のひらをもみ洗いして取り出していたとか。
呪術師ではない普通のおばあちゃんでも出来てたようです。

出てきた疳の虫の姿は、2㎝~数㎝と長さはまちまちですが、太さは糸くず程度。
画像で見る限り目も足も無いようです。

この虫、実は誰でも簡単に出すことが出来るようで、まず手を指のまたまでしっかり綺麗に洗い、粗塩を手のひらにもみ込みます。傷がないか気をつけてくださいね。
5分ほど放置したら、タオルかキッチンタオルでふき取ります。
じっとみていると、その糸くずのような疳の虫が手のひらからニュニュっと現れるのだそうです。

これが本当に疳の虫なのかどうかは皆さんの判断にお任せしますが(笑)、
呪術師は手を洗う水の中にあらかじめ少量の真綿を混ぜており、手が乾くとその糸が目に見えるようになるという仕掛けがあったそうです。

また、一般人が仕掛けも無しにやっても虫が出るのは、塩の結晶やタオルの繊維という説もあります。

ちなみに、収まらすのが苦手な大人もいる“腹の虫”も見てみたいですね^^

●疳の虫といわれる症状

夜泣き、かんしゃく、ひきつけなど、激しい感情表現を見せる赤ちゃんや幼児に対して「疳の虫がいるのでは?」と言われます。

夜泣きではなくても尋常ではないような泣き方をすることがありますね。
親が何かしたかと勘違いされるからお願いやめて~~と言いたくなるほどの激しさ。

少しでも気に入らないことがあると暴れる、泣きわめく、手がつけられなくて親の方が泣きたい気持ちになりますね。

虫のせいだと思えば、親の怒りが子供ではなく悪さをしている“疳の虫”に向かうという、親にも子にも救いの生き物かも!?

●疳の虫の退治法

乳児鍼や小児鍼で疳の虫の症状がよくなったという例がとても多いようですね。

この記事をまとめながら、遠い昔のある光景がよみがえってきました。
たぶん私が3歳位だったと思うのですが、キーーーーってかんしゃくを起こしたようなんですね。
これは疳の虫だと確信した両親は、逃げる私を部屋の隅まで追い詰め押さえ込み背中に“やいと(灸)”を。

以来、キーーーーーッは治まったようなんですが、「もうあんな目に合されたくない(涙)」という子供心だったんじゃないかな~~と^^

疳の虫の症状に効く漢方薬もあります。

●原因を考えてみよう

上手に自分の気持ちを表すことができない・ママの注意を引きたい、という、自我の芽生えのひとつと捉えることができます。

また、小さくても周りの空気を敏感に察知していたりするので、周囲の大人のイライラや不仲も影響する場合があるそうです。

興味深いのは、出産時の記憶説。
ママも苦しみましたが、赤ちゃんも狭い産道を通ったり、酸素不足になったりと、相当な試練を経験して産まれてきます。
その時の記憶が蘇ると大泣きしてしまうとか。
確かに、あり得なくもない話ですね。

●ママはデン!と構えていましょう

子供がかんしゃくを起こしても、ママは出来るだけ冷静でいられるよう頑張りましょう。
イライラして叱りつけても逆効果、もっと手がつけられなくなります。

ご機嫌を取るのではなく、毅然と、を心掛けましょう。

大人でも泣きたい時に泣かせてもらえないのは辛いですよね。思いっきり泣かせてあげたり抱きしめてあげる。
言葉がわかる子がかんしゃくを起こしているなら、「どうすればよかったかな?」と一緒に考えてあげる。
頭を冷やす時間を5分ほど与えてあげる。

それでもママも人間、いつも上手く対処できるわけでもないですよね。
疳の虫がひどいのも、5歳くらいまでなんだそうです。
その間、一人で悩まず周囲に助けを求めながら“虫卒”まで頑張りましょう!

こんな記事も読まれています