自分の1日に必要な食事量って知っていますか。普段あまり気にすることのない食事量ですが、放っておくと食べすぎて肥満になったり、栄養が足りてなかったり…。特に体の土台を作る乳児の時期はママがしっかり把握して気をつけてあげないといけません。でもどれくらいの量を食べさせたらいいのかわからない・・・少な過ぎても多過ぎてもいけない!今まさに悩み中の私がまとめてみました。
基本的にバランスは大人と同じ
幼児のために特別な食事を作らないようにしましょう。食事の準備が大変なだけではなく、偏食の原因になる可能性があります。辛いものや特殊なものを除いて、幼児にも大人と同じ食事を。
塩分が高いものなど、子供に食べさせたくないと思うものは食卓から省くか、回数を減らしてしましょう。子供によくないと親が思っているものは、親自身の健康にもよくないものが多いのです。
成人と幼児の食事バランスの主な違いは、トータルの食事量(カロリー)とたんぱく質です。親の食事のバランスが取れている場合は、子供の食事バランスを心配する必要はありません。
幼児の食事量ってどのくらい?
1~2歳は
•男児 950kcal
•女児 900kcal
厚生労働省推奨の1日の推定エネルギー必要量は上記の通りと記されていました。おにぎり1個が大体150~200カロリーなので、おにぎり4~6個分のカロリーが1~2歳児は必要ということになります!
3食に分けると1食あたり、おにぎり2個。
それを参考にすると上記の写真のような、おにぎり1個、ソーセージ2切れ、茹でブロッコリー、にんじんと玉ねぎの野菜炒め、キャベツのスープのような献立がおすすめです。
食事は大人の半分強くらいの量に間食1~2回
幼児は体の大きさの割に多くのカロリーが必要。例えば3~5歳くらいの子だと1日に1200~1400カロリーくらいが目安です。
分かりやすい例として、小柄な成人女性と幼児の必要栄養量を比較してみましょう。必要なカロリーとたんぱく質は幼児の方がやや少なめですが、脂質は同じくらい必要。炭水化物は幼児の方が少し多めに必要。
幼児の食事の量は、大人の食事の半分強くらいが目安。あくまでもおおよその目安であって、2歳ならぐっと少量かもしれませんし、6歳ならば大人と同じ量くらい食べるかもしれません。何と言っても、必要な栄養量は子供の活動量に左右されます。
たくさん食べたがれば制限する必要はありませんし、あまり食べなくても順調に成長していれば心配する必要はありません。幼児は大人のようにがっつりと肉や魚などを食べたがらないこともありますが、多くのカロリーが必要な割には必要とするたんぱく質は少なめなので心配しなくて大丈夫。
間食には、乳製品、豆乳製品、果物、ミニおにぎり、パンなど1~2回ほど。食事で肉や魚を好まない子の場合は、間食でたんぱく質が豊富なチーズやヨーグルトなどの乳製品、ピーナツバターや大豆菓子などの豆・ナッツ類を与えるなど工夫もできます。間食は栄養の補給源として幼児には大切なものです。
飲み物は水かお茶
水やお茶は常に飲めるように準備。反対にジュース、炭酸飲料水、スポーツドリンクなどは家に常備しないようにしましょう。十分な水分摂取は体を潤し便秘なども防ぎます。甘いものを飲むことに慣れると、水やお茶では満足できないようになります。
私は100%果汁ジュースであっても、クッキーなどのおやつと同等の物として扱っています。おやつで時々ジュースを使ったり、週末の朝食にオレンジジュースを与えるなど、日々の習慣にならない程度に楽しみます。
100%果汁ジュースであっても、栄養的には砂糖水を飲んでいるのと大して代わりません。なにより、甘くない飲み物が飲めない大人になる可能性があります。実際、大人の清涼飲料水の飲み過ぎが問題になっています。日頃から甘いドリンクを飲んでいる成人が、水やお茶へ切り替えるのは難しいのが現実です。子供の時からやっかいな癖が付かないように気をつけてあげましょう。
子供と一緒に準備をする
食欲があまりなさそうで食事をしないときは静かに見守ってみましょう。食べることを強要すると、食卓が親と子の意地の張り合いの場になってしまう・・。ただ、食事をしないからといって、子供の好きなお菓子などをあげないようにしましょう。食べないことを心配して、ついついスナック菓子やアイスクリームなどをあげてしまうと、子供は食事をしなければ甘いものが貰えると学習してしまいます。
なるべく子供と一緒にスーパーに行って野菜や果物などを一緒に選びましょう。
食べ物を見ながら季節の話をしたりすると野菜など食事に興味も出てきます。親の方も食べたことが無いような食材に興味を示すこともあるはず。
親も慣れない食材に一緒にチャレンジすることで、子供がどのような気持ちで星の数ほどある食材といつも付き合っているのか気持ちが分かちあえるはず。
買ってきた野菜を洗ってもらったり、皿への盛り付けを手伝ってもらいましょう。
一緒に買い物に行ったり、料理の準備をすると時間が掛かりますが子供にとっては楽しくて大切な学習の時間になります。
子供と一緒に食を楽しみましょう!