2人目の出産で、家族みんなの生活が少しずつ変わっていきます。
しかし一番環境が変わってしまうのは上の子供です。
いままで最優先だった自分が、お兄ちゃん・お姉ちゃんとなり、大好きなパパやママを独り占めできなくなります。
そんな大きな心の変化をしっかり把握して、上の子の心のケアをしてあげましょう。
上の子をたくさんほめてあげましょう
出産の入院中や、ママが赤ちゃんのお世話をしている時に、上の子は気付かないところで多くの我慢をしています。
上の子の心の中で、小さな赤ちゃんのお世話の大切さや、お兄ちゃん・お姉ちゃんとしての芽生えなどと、寂しい気持ちが葛藤しています。
そんな気持ちを汲み取り、頑張っていることや手伝ってくれたことを、いっぱいほめてあげましょう。そうすることで、上の子の心は満たされていき、心の安定へと繋がります。
上の子を優先しましょう
泣いている赤ちゃんをみると、ついついそちらばかりお世話をしてしまうこともしばしば。忙しい最中の上の子の問いかけを、軽くあしらったり後回しにしたりしたことはありませんか?
今まで通りとはいかないかもしれませんが、しっかり目を見て答えてあげましょう。忙しいのにと感じることもあるとは思いますが、少しの間なので上の子の問いかけに、付き合ってあげましょう。
上の子は、パパママに愛されているという確認をしたいという気持ちの表れなので、しっかり抱きしめて愛情表現をすれば、安心します。
パパママの愛情を感じることができれば、赤ちゃん返りも少なくなり、率先して赤ちゃんのお世話を手伝ってくれる事でしょう。
お兄ちゃん・お姉ちゃんと呼ぶのは待ちましょう
上の子が、赤ちゃんを家族に迎え入れる意識が整うのは、約3ヵ月後のことです。その間に、上の子はいろいろな気持ちの整理や、状況を把握しながら、お兄ちゃん・お姉ちゃんとなっていきます。小さいながらその大きな変化に、必死で順応する子供に対し、パパとママは前と変わらない呼び名で呼んであげましょう。そしてお兄ちゃん・お姉ちゃんの自覚ができる段階になってから、徐々に教えていきましょう。
上の子と一緒に赤ちゃんのお世話をしましょう
赤ちゃんにつきっきりになってしまうと、上の子は一人の時間が増えてしまいます。年齢にもよりますが、その子ができる範囲のお手伝いをさせてあげてください。例えば、オムツを持ってくる係・おしりふきを持ってくる係・おもちゃで渡す係など、一緒にお世話をすることで、上の子は赤ちゃんに対して愛着を覚えます。ママのお手伝いをしているという意識も、大変重要です。そしてお手伝いができたときは、しっかりほめて抱きしめてあげましょう!
上の子と2人の時間をつくりましょう
赤ちゃんが寝ているときや、パパがいるときなど、上の子と2人で過ごす時間を作りましょう。短い時間でもいいので、ひざの上で絵本を読んだり、手遊びをしたり。少しの間でも、ママを独り占めにできる時間があるということは、上の子にとって至福の時間です。ママが大事に思っているという気持ちをしっかり、伝えてあげることが大切です。