夏といえば花火大会。
浴衣を着て、屋台の食べ物を買って、のんびりと夏の夜空を見上げる時間は至福の時ですね。
赤ちゃんにも夏らしさを味わってもらおうと計画しているご家庭も多いのではないでしょうか。
でもちょっと待って、その計画、オススメできません!
筆者が生後11ヶ月の子どもを連れて花火大会に行ったときの失敗談をまとめてみました。
思った以上に移動が大変!
花火大会といえば浴衣!
浴衣を着て行くのならベビーカー移動をしたいところですが、人混みの中でのベビーカー移動は至難の技。
みんなの足をタイヤでひいてしまう危険もあり、迷惑にもなってしまいます。
ベビーカーが駄目なら抱っこ紐で、と言いたいところですが夜とはいえ真夏の抱っこ紐は母子ともに過酷です。
ただでさえ暑いのに人混みの中に行くわけですから暑さ倍増、のぼせてしまう危険もあります。
抱っこ紐で行くならアイスノンを挟む等の暑さ対策を完璧にする必要があります。
薄暗さと人ごみが怖い!?
筆者の娘はほとんど人見知りもせず、健診で保健師さんに「社交的な赤ちゃんだね!」と誉められるくらい人懐っこい赤ちゃんでした。
外出すれば周りの大人に笑顔をふりまき、知らない人に話しかけられることもしょっちゅう。
夜も寝かしつけのために暗くした部屋の中で平気でご機嫌で遊ぶような娘なので全く心配していませんでしたが、花火大会の日だけは駄目でした。
薄暗い中での人混みが怖かったのでしょう。
周りにいるのは普段から可愛がってくれている大人たちなのに固まってしまい、その場の雰囲気に慣れるまでかなり時間がかかりました。
気温が高かったせいもあったのかもしれません。
おむつ替えや授乳する場所がない!
これは当たり前だし事前にわかっていたことでしたが、実際に体験してみるとかなり大変でした。
会場に着いてから花火の打ち上げが始まるまで、結構な時間がかかります。
その間、大人は美味しいものを食べたり楽しく過ごせますが赤ちゃんはお腹が空いたりオムツが濡れたりしてどんどん不機嫌に…。
車に戻ることもできないので、野外でオムツ替えをする羽目になります。
思った以上に虫に刺される!
野外に長時間いることで虫に刺される可能性もかなり高くなります。
赤ちゃんは大人よりも体温が高く汗もかきやすいので、蚊に刺されやすいです。
また、花火大会が行われるような場所は草がたくさん生えていたり虫が好む環境であることが多いです。
きちんと対策していないと身体中真っ赤に腫れてしまい大変なことになります。
大きな打ち上げ音に悲鳴…
待ちに待った打ち上げタイム。
打ち上げは大きな音とともに突然始まります。
1発目の打ち上げ時は大人でもちょっとビックリするもの。
赤ちゃんにとってはその何十倍も刺激が強いので驚いて泣いてしまうようです。
うちだけではなく、ほかの赤ちゃんも泣いていました。
続けて何発も打ち上げられる花火の音から逃れられる場所もなく、娘も怯えて泣き止まなくてかわいそうだったので、打ち上げが始まってすぐに帰宅しました。
うちの子は大丈夫でしたが、花火のあまりの刺激の強さに夜泣きをしてしまう赤ちゃんもいるようです。
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夏の風物詩を知ってほしい!
そう思う親御さんの気持ちはすごくよくわかりますし、筆者も実際に子どもを連れて行くまで花火にこんなに怯えてしまうなんて考えもしませんでした。
赤ちゃんにも個性があり、平気な子もいるとは思います。
ですが筆者と同じような体験をした方も多いことを知ってほしいと思います。
赤ちゃんも可哀想ですが親もとても大変です。
早いうちから無理させず、一緒に楽しめる年齢になってから花火大会を楽しみたいですね。
ちなみに打ち上げの大きな音が鼓膜に悪い影響を与えることはないそうです。