昼間のオムツは外れたけど、夜のオムツっていつになったら外せるようになるの?という疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
実は夜は昼のトイレトレーニングとは全く別物なのです…。
そこで今回は夜のオムツ外しに関するポイントをご紹介します。
夜のオムツが取れる3つの条件とは?
夜のオムツが取れる条件として、体の発達において以下のような事柄が揃う必要があるそうです。
・膀胱におしっこを溜める能力(膀胱の大きさの発達)
・抗利尿ホルモン(夜間の尿量を抑えるホルモン)の分泌量
・膀胱におしっこが溜まると眠りが浅くなって目を覚ます能力
これらの条件は年齢とは関係がなく、個人差が大きいものであるため、昼のオムツが取れたからといって同時に夜も取れるというわけではありません。
また自分の意志でコントロールできるものではないため、トレーニングで取れるものではありません。
体の成長を見守りながら焦らずに時期を待ってあげましょう。
起しちゃいけない?
おねしょが心配でついつい起こしてトイレに行かせたくなりますよね?
しかし、夜中に起こしてしまうと、寝ている間に分泌される抗利尿ホルモンの分泌が抑制されてしまったり、おしっこをいっぱいに貯めることで大きくなる膀胱の容量も縮んだ状態のままになり、成長を遅らせることになってしまいます。
おねしょが心配なときは無理せずオムツをつけて親も子もぐっすり寝ましょう!!
生活習慣を見直してみよう!
就寝中のおしっこは、成長と共に自然となくなるものですが、普段の生活で気を付けるべきこともあります。
・ホルモン分泌を助けるため、早寝早起きの規則正しい生活を。
・身体を冷やさない。
・塩分はおしっこの量を増やすので摂りすぎに注意。
・夜寝る前は必ずトイレに行く習慣をつける。
体の成長を待ちながら、少しずつ生活リズムも整えていきましょう。
http://ixil.info/archives/3877
夜尿症って?
「おねしょ」と「夜尿症」は、夜寝ている間に無意識に排尿してしまうということでは同じですが、その違いのポイントは年齢です。
つまり、幼児期の夜尿をおねしょといい、5~6歳(小学校入学前後)以後の頻繁な夜尿を夜尿症というのが一般的です。
夜尿症の多くは自然軽快していくことが多いですが、夜尿が学齢期まで持続している場合には、夜尿をしていることでお子さまが自信を喪失し、心理面、社会面、生活面に様々な影響を与えることがあります。
このような影響は、ストレスとなって夜尿の消失時期を遅らせる要因ともなるため、積極的に医療機関を受診し、早めに治療してあげた方がよいといえます。
気楽な気持ちで!
子どもは気にしてないように見えても、おねしょをしたことに十分傷ついています。
それに追い討ちをかけるようにママが叱ったり、焦ったりすれば、子どもは自信をなくし、劣等感が生まれてくるだけ。
そして精神的な負担やストレスは、自立神経に影響して抗利尿ホルモンの分泌を乱すことにもつながりかねません。
子どものストレスを増やさないためには、まずママが「悩んでもしょうがない、いつかはなくなるんだ」と開き直って、気持ちを楽にもって接してあげましょう。