コンパニオンアニマル=ペットの事で、家族のように一緒に暮らしていくパートナーという意味だそうです。
我が家は発達障害をもつ子供の成長のため犬を飼う事を検討中。
ペットを飼うというのはどういう事なのか?子供の成長にどんな影響をあたえるのか?改めて調べてみました。
◆まず、子供がペットに思い入れを持つ時は?
子供がペットに対して思い入れを感じたり身近に感じたりする状況は大きく分けて二つだそうです。
◎嫌な事、つらい事があった時にペットを思いだして気持ちが慰められた(心理的サポートを受けた時)
◎毎日一緒に散歩したり、遊ぶことで楽しい時間を過ごした(快適な関係となる時)
核家族化も進み、一人っ子も多い時代(我が家もそうです)。
兄弟代わりにこんな関係になれるペットが居たら・・考えるだけでワクワクしてきます!
◆『気づく』ことで子供が得るもの
話せない、愚痴を口外出来ない、世話をしないと死んでしまう。思い通りにならない。
動物と接するうちにそんな様子に気づき、気づいたことに対応してお世話をする。そして子供はお世話をする事で様々な力を身に着けていくそうです。
◎思いやりをもつといった『共感性』
◎気持ちを知ろうと動物の様子を見る『観察性』
◎その様子を見て気持ちや原因を想像する『推測する力』
◎世話を続けた事を大人に褒められた時感じる『達成感』
とはいえ・・すべては子供に『気づき』が無いと始まりません。
では気づくためには何が必要なのでしょうか?
◆『気づく』ためには『愛着』が必要
『愛着』という言葉。もとは人間同士や動物同志など同じ種の個体が持ち合う気持ちを現わす言葉。
ペットが家族として扱われるようになって、動物と人間(別種)の関係を考えるのにも使われるようになったそうです。
愛着があるから相手が気になる。体調や気持ちを思いやる。だからお世話をする。
大切に思ったり、かわいがったり、そんな風に動物との関係を築くには『愛着』が基礎にあるという事が大切なんですね。
◆動物の持つ『無条件の受容性』が子供の発達に大事な役割
親も人間。子供がテストで100点とったら褒めまくりますが、0点取ってきたら・・?やっぱり怒っちゃいませんか?
これは良い事をすれば褒められるという『条件付きの受容』です。
しかし動物は子供が失敗しようと悪い事をしようとその子への愛情は変わらないそうです。
そういった絶対的な安心感とそこに生まれる心地よさ。これがまさに情緒面での成長に影響するのだと思います。
うちはパパが忙しい仕事なので家にいる時はだいたい私と二人。
怒りやすい私の代わりに・・ぜひ猫や犬の手をお借りして無条件の受容を日々味あわせてあげたいものです。
まとめとして・・
動物との関係を結ぶのに必要な『愛着』。これは子供の年齢によってあらわれ方が違うようです。
飼ってみたけれど思っていたのと違った。飼いきれなくなったから手放したい。そんな結果にならないように飼う時期を冷静に判断するのは大人の責任。
ガラス越しでは無く、子供と動物が実際に触れ合える環境でその時の子供の愛着の発達具合を見極める。まず親としてはそこをジャッジする事が重要なのだなあと感じました。
変わらずそこに居て安心感を与えてくれる。生涯にわたるその子のコンパニオンアニマル。こんな動物と出会えたら最高ですね!