強烈な雨風を伴ってやってくる台風。
安全に乗り切るためには、様々な備えや準備が必要です。
被害がどの程度になるかは、実際に上陸するまではわかりません。
今回は台風が来る前に備えておくべき5つのポイントをご紹介します。
近づく前に準備 庭やベランダ 玄関周り
台風は強い雨だけではなく、強い風も伴ってきます。
台風が来てから片付けや掃除をすることは難しいので、台風が近づく前に家周りの確認をしましょう。
ある程度の重みがあっても簡単に吹き飛ばされてしまうので、ベランダや庭に置きっぱなしになっているほうきやちりとり、バケツ、鉢植えは室内に入れておきましょう。
水はけの確認も必要です。
ベランダや庭にある排水溝にゴミや枯れ葉が詰まっていると雨水が流れず水が溢れてしまいます。
飲み水や食べ物
台風が上陸したときは外出が困難になります。
あらかじめ家族分の飲み水や食べ物を準備しておくことをお勧めします。
缶詰やレトルト食品、インスタントラーメン、糖分を補うキャンディーやチョコレートなどはセールや特売日など普段のお買い物の時に少しづつ購入しておけば台風だけではなく、震災時にも重宝します。
もしもの時に慌てて準備しなくてもすむように、普段から余裕を持って家族分を備蓄しておきましょう。
携帯ラジオや懐中電灯を点検
落雷や強風によって停電することも考えられるので、台風前には携帯ラジオや懐中電灯の電源が点くか、予備の電池はあるか確認しておきましょう。携帯電話やスマートフォンも予備バッテリーを準備し、充電しておきましょう。
気温が高い時期に停電する場合もあるので、普段から保冷剤を冷凍庫に入れておき、停電時には食材と保冷剤を発砲スチールや保冷効果があるバッグなどに入れて食品が腐敗しないように工夫しましょう。
台風が接近したらテレビやラジオで情報を逐一チェックし、避難指示がでたら速やかに移動しましょう。
指示が出てから慌てないように、非常時の持ち出し袋の準備もしておくと、いざというとき安心です。
外出時はタオルや洋服を持ち歩こう
台風接近時はなるべく外出は避けた方が良いですが、仕事や用事でどうしても外出しなければならないこともあると思います。そんな時には、タオルや洋服を持ち歩きましょう。
また、交通機関の乱れなどでタクシーでの帰宅やホテルへの宿泊などに備えて、普段より多めの現金を持ち歩くといざというとき役に立ちます。
雨よけになる傘は、台風時には風によって開くことも困難になりますのでレインコートを着用し、バッグは両手が使えるようにショルダーやリュックサック型がおすすめです。
台風のスピードと進路を随時確認
台風は地震のように突然やってくるわけではないので、あらかじめ準備して備えることが可能です。
ご紹介したポイントはもちろんですが、日頃からご家族や大切な方々ともしもの時に会う場所を決めておくと良いでしょう。
避難指示が出た場合は自宅で会うことは難しくなりますので、安全な場所を数か所選びましょう。1カ所だけではその場所が危険エリアになってしまった場合、会う手段がなくなってしまいます。
川や海の近くではない場所を2カ所以上決めておくと安心です。
台風だけではなく地震時に避難する場合も、くれぐれも安全が確認できてから移動することを忘れず安全に避難しましょう。