ジム・ガラガラ・ぬいぐるみ、積み木…
赤ちゃんが喜びそうな色や素材にこだわっておもちゃを与えてみたものの、
「どれもすぐに飽きてしまう…」とか、「あまり興味を示してくれなかった…」なんて経験はありませんか?
どうやって遊べばいいかわからない…
「赤ちゃんとの遊びについての悩み」というアンケート調査で、赤ちゃんとの遊び方やあやし方で悩んでいるママのうち、「なにをして遊んだらいいかわからない」と回答したママが約半数の52%、「どんなおもちゃを使ったらいいかわからない」と答えた人も6.6%いたそうです。
今回は、お金をかけなくても赤ちゃんが夢中になって繰り返し遊んでくれる「日用品」をご紹介します。
赤ちゃんが日用品に夢中になるワケとは?
赤ちゃんは、視五感をフルに使って、自分をとりまく外界を知ろうとしているいわば小さな“探検家”。
目の前にあるものすべてが新鮮に目に映っています。
また、赤ちゃんは“気”に敏感です。
一番身近な手本である親の行動をよく見て観察しています。
親のマネをして「自分も同じようにやってみたい」と思っているのです。
ですから、与えられた既製のおもちゃより、ママやパパがよく使っている日用品に魅力を感じて、それを自らの手で遊ぶほうが何倍も楽しいのです。
赤ちゃんが驚くほど夢中で遊ぶ身近な「日用品」①
【鏡】
モノを目で追うことができるようになる、生後2ヶ月くらいから遊べるのが鏡です。
赤ちゃんは、自分の姿を見るのが大好きです。
鏡を近づけると、不思議そうに手を伸ばしてきます。
泣いている赤ちゃんを抱っこして鏡の前に立ち、いないいないばあをしてあやすと、泣きモードから自然とスイッチが切り替わり、笑顔になってくれる赤ちゃんもいるそうです。
【ペットボトル】
水が入っているとキラキラしてキレイ。触るとひんやりとした感覚も楽しめます。水の重さで転がったり、倒れたりするので面白い遊び道具になります。
250mlのペットボトルだと月齢の低い赤ちゃんにも軽くて安心です。保育園などではミニサイズのペットボトルに色水を入れたり、スパンコールなどを入れて遊んだりしてつかっています。
誤飲防止のために、キャップにビニールテープなどを巻いておくと良いでしょう。
赤ちゃんが驚くほど夢中で遊ぶ身近な「日用品」②
【ティッシュペーパー】
テーブルの上においていたディsッシュが赤ちゃんに全て引き抜かれた…なんていたずら被害にあったことがある方、多いのではないでしょうか。
そこでお勧めなのが、ティッシュペーオアーの代わりに、薄手のハンカチを何枚か用意し、結んでつないで空き箱に入れておく。
これなら繰り返し何度でも引っ張り出して遊べます。
【洗濯・キッチン用品】
かごを倒して引っ張り出したり、洗濯バサミを両手に持って打ち付けて音をだして遊ぶのが好きなようです。
キッチン用品は、プレスチックのコップ、開閉できる密閉容器、調理器具のボール、木製のしゃもじ、落し蓋など、赤ちゃんにも持ちやすくておすすめです。粉チーズの容器なども立派な遊び道具になります。
【粘着クリーナー】
いわゆる、「コロコロ」ですね。
フローリングや畳の上でコロコロ転がすと、音がするので面白いようです。普段ママやパパが使っている動きを観察しているので、持ち手を自分で握って転がすような真似をしてあそびます。
ただし、粘着シートを装着していると、フローリングや畳では大変なことになりますので、シートは外しておくといいですね。
ローテーションしましょう。
日用品には握る、落とす、つまむ、転がす…といった、赤ちゃんが繰り返しやりたくなる基本的な動きの要素が入っています。
これらは赤ちゃんの自立をたすけるだけではなく、 手先の動きを洗礼させ、脳の発達にも役立つので、ぜひ使ってみてください。
赤ちゃんが一つの遊びに集中していられる時間は短く、10~15分くらいで飽きてしまうのが普通です。
与える日用品やおもちゃは、常に出しっぱなしにしておくのではなく、数を限定してローテーションするのがおすすめです。
そうすれば、また新鮮な気持ちでまた夢中になって遊んでくれますよ。