結婚式の日取りを決めるにあたって誰もが一度は目に、耳にする“六輝(六曜)”。呼ぶゲストの層によっては気にしないわけにもいけませんね。ここでは六輝とは何か、また六輝がさす意味を説明したいと思います。
1 そもそも六輝とは
六輝は六曜(ろくよう)ともいい、14世紀に中国から伝えられていましたが、一般的に使用されるようになったのは幕末以降です。明治時代に入り政府によって、吉凶付きの暦注は迷信であるとして禁止されたため、六輝の人気があがり第二次大戦後爆発的に流行しました。ただしその根拠は不明だそうです。
先勝(せんしょう・せんかち・さきかち)、友引(ともびき・ゆういん)、先負(せんぷ・せんぶ・さきまけ・せんまけ)、仏滅(ぶつめつ)、大安(たいあん・だいあん)、赤口(しゃっこう・しゃっく・じゃっく・じゃっこう・せきぐち)の6つです。
※暦注…昔の暦の日付の下に二段に分けて書かれていた注意事項のこと。十二直と吉凶に関する事項が書かれていた。
http://www.nnh.to/yomikata/6you.html
2 結婚式に良いとされる日★★★
結婚式場によっては値段も上がる大安。大安は“万事大吉”“婚礼は特によい”とされています。次に人気があるのは友引。“祝い事は良い”とされていまが、友引は詳しくいうと“朝夕は吉、正午は凶”です。しかしそこまで考える必要はないでしょう。
自分たちは六輝を気にしていなくてもゲストに年配の方が多いなら、都合がつく限り六輝のいい日を選ぶのがいいかと思います。
http://www.ndl.go.jp/koyomi/kotoba/02_rokuyo01.html
3 結婚式に良いとされる日 ★★
先勝と先負。先勝は“急ぐことは吉”“午前は吉、午後は凶”とされています。一方先負は“何事も控えめに平静を保つ日”“午前は凶、午後は吉”とされています。
先勝は午後は凶ですが、午前から式を始めていれば問題ないそうです。土日の大安と友引は人気があるため予約ですぐに埋まってしまいます。空いていなかったときは先勝か先負を選ぶといいでしょう。
http://www.ndl.go.jp/koyomi/kotoba/02_rokuyo01.html
4 結婚式に適さないとされる日
結婚式に適さないとされている日は、大安と同じくらい知られている仏滅です。
仏滅は“万事凶”“葬式や法事は構わない”とされています。仏滅は予約が入りにくいため結婚式場の方でも仏滅パックという風に通常より価格を安く設定していることもあります。
もう一つ適さないとされているのが赤口です。仏滅の方が有名ですが、こちらの赤口も“凶日。”特に祝い事は大凶”とされています。“正午は吉、朝夕は凶”ですが、仏滅を避けるならば赤口も忘れず避けたほうがいいでしょう。
筆者の結婚式会場を訪ねた経験上、仏滅は説明されますが赤口は意外に何も言われません。自身できちんとチェックしておいたほうがいいですよ。
5 行事のある時期は避けたほうが無難
年末年始はいうまでもなく避けたほうがいいですね。忘れがちなのがお彼岸!3月と9月にあるので“年配のゲストが多い”&“その月を検討している”人は確認しておきましょう。
また、5月のゴールデンウェーク。休暇の方も多いのでよさそうですが、遠方から来る人はもちろんのこと近隣の人も渋滞に巻き込まれる可能性が高いです。選ぶ際はそのことを念頭に置いておきましょう。