子供を塾通いさせる前に確認したいポイント5選。結果を出すには?

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もうすぐ夏休み。

中高生のお子さんは期末テストが済んだ頃ではないでしょうか?

また、小学校でも1学期のまとめテストを実施しているところもありますね。

今は小学生でも塾通いをしている子が多い時代。

テストの結果によっては、夏休みを機に塾通いを検討する方もいらっしゃるのでは?

今回は塾通いをする前に親子で確認しておきたいポイントについてご紹介します。

この夏に塾通いを検討している親御さん、必見です!



まずは子供のやる気が大事

お子さんの将来の為に「小さいうちから基礎学力をつけさせた方がいいのかな?」「塾に行かせた方がいいのかな?」とお思いの親御さんは多いです。
ですが、親がいくら焦っても、実際に通って勉強するのはお子さん本人。

本人が「勉強したい」「なんとかしたい」と危機感を持っていなければ、いくら通わせたところで塾代をどぶに捨てる事になってしまいます。

このままずるずるとわからないまま放っておくとどうなるかを話したうえで、「苦手を無くしたい」「点数をあげたい」とお子さん自らが言うようなら通わせてもOK。

園児や小学生のうちだと「友達が行ってるから自分も行きたい」と言う子も多いはず。
でも主目的が「友達>勉強」なのもあまり感心できませんよね。

その時は真っ先に否定せず、「じゃあ体験入塾してみようか」とお試し入塾をさせてみましょう。

塾の指導力は?体験入塾は必須!

チラシやHPの情報だけでは実際の指導内容などは見えづらいもの。
多くの塾が、入塾前に「体験入塾」を推奨しています。

夏休みはその「体験入塾」がキャンペーン価格で出来る絶好のチャンス。
塾生の多くが夏期講習に参加するため、友達を紹介しやすい・されやすいというメリットもあります。
紹介キャンペーンで入塾料が安くなることもあります。

塾側も多くの生徒を相手にフル稼働で授業をするので、指導力があるかどうかをここで見ることが出来ます。
指導力のある講師ならば、参加人数関係なくわかりやすい授業を行えますし、反対に指導力が不足している講師は、人数が多いとてんてこまいになっている事もあります。

複数の塾で迷っている場合は、それぞれ3.4日間ずつ参加してみるのをオススメします。
お子さんも実際に塾の雰囲気を掴むことが出来るのでメリットは多いですよ。

主婦・学生アルバイトってどうなの?

塾業界で欠かせない戦力となっているのが「大学生・主婦のアルバイト講師」。
特に個別指導塾では講師の数を確保するため、学生や主婦講師も多く所属しています。

ですが親御さんとしては、「学生や主婦に教わるなんて大丈夫?」と心配になりますよね。

そこはご安心を。
多くの塾はちゃんとアルバイト講師に採用テスト・研修を行っています。
生徒への声のかけ方や指導方法、講師本人が不安な単元の復習など、生徒さんに気持ち良く授業を受けてもらうために、ちゃんと準備を行っているところが大半です。

また、学生アルバイトのメリットは「小中高の勉強内容を鮮明に覚えている」という点。
生徒とも年齢が近いのでお兄さん、お姉さんみたいな雰囲気ですぐに打ち解けられるメリットがあります。
数年前に受験を経験したばかりなので、体験談などもかなりリアルに聞けますよ。

主婦アルバイトにももちろんメリットがあり、子育てを経験している方ならば生徒の気持ちを汲むのが上手かったり、「待つ・見守る」という姿勢に長けています。
家では親に言われると反抗しがちな生徒さんも、主婦講師に言われると素直に聞くパターンもありますよ。

ですがアルバイト講師が大多数を占めていたり、教室長を任されているような塾は要注意。
社員不足や経営体制が未熟なことが多く、いざという時に責任のあるフォローをして貰えない可能性が高いです。

入塾の前に、アルバイト講師の比率、社員が教室長をやっているかを確認しておきましょう。

月謝・テキスト代は?

入塾の際に必ず確認したいのが、「月謝」と「テキスト代」。

小中学生の塾の平均月謝はだいたい週2回で1万~1万5000円と言われています。
きょうだいで入塾すれば少し割引される場合もありますが、それでも金額としては大きいですよね。

なかには、入会費・テキスト代・月謝とそれぞれ払わなければならない塾もあります。

テキストも塾オリジナルのものを買わなければならないのか、教科書や市販のドリルの持ち込みが許可されているのかを必ず確認しておきましょう。

親の寄り添いも立派な「指導」!

いざ入塾すればもう安心!というわけではありません。
学校だけでなく塾から出される宿題もあるため、勉強が苦手なお子さんだと長続きしないこともあります。

塾に任せっぱなしにするのではなく、なるべく親御さんも宿題や家庭学習に関わるようにしましょう。
「宿題やった?」と声だけかけるのはかえって逆効果。

「今日何が解けるようになったのかな?」
「マル付けはお母さんがやるから、一緒に宿題やっちゃおう!」

と、積極的に応援するスタンスで寄り添いたいですね。

また、体験や見学をしてみたけれど、どこもしっくりこなかった場合は塾通いにこだわる必要はありません。
自宅でも教科書とノートがあれば、その日の授業でやったことを親子で一緒に復習出来ます。

漢字の書き順や、計算問題の確認ならば1時間もあれば出来ますよね。
大事なのは「怒らない・待つ・間違ったことを指摘しない」こと。
これは筆者が塾講師として働いていた時に研修で教わったことです。

家で勉強しないお子さんは、出来ないと親から怒られるのではという先入観が強くてやらない子が大半です。
まずは取り組もうとする姿勢から褒めて、自信をつけさせて下さいね。

塾も家庭学習も効果的に使えばお子さんの力をグンと伸ばせます。
家族にとってよい選択になりますように!

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