妊娠中の体重増加には気をつかうものです。
体重が増えすぎれば難産や妊娠高血圧症候群のリスクが高くなるし、少なすぎても赤ちゃんが低体重になってしまわないかと心配になります。
私自身、第1子を妊娠時に体重が18kgも増えてしまい(妊娠前から肥満体型)、そのせいもあってか25時間も陣痛に苦しむことに・・・そこで、第2子以降実践して、うまくいった体重コントロールの方法を紹介します。
とにかく体重をはかる
妊娠中の体重増加は、妊娠前の体型や肥満度によって異なりますが、私の場合、第2子妊娠時5~7kgを目標にしていました。1人目の前科があったため医師や助産師からマークされてしまい・・・私が通っていたクリニックは、体重管理に厳しい方ではありませんでしたが、それでも健診時には無言の圧力を感じるものです。
そこで私が第1に実践したのが、とにかく体重をはかること。健診1週間前になると、起床時や就寝前はもちろんのこと、食事の前後、入浴前後など1日10回以上は体重をはかっていました。特におすすめなのは、食事前後の体重測定!!体重が増えすぎていると感じた時には、食事後の体重が食事前の値に近づくまで、次の食事を摂らなかったことも。1回の食事毎に体重がリセットされば、実質体重は増えないので。健診前の体重調整に悩んでいる方は、ぜひ1度お試しを。
体重増加はむくみのせい?
体重がいつも以上に増えていたら、食事や間食を摂り過ぎて脂肪がついたのか、水分でむくんでいるのか見極める必要があります。
私は1人目妊娠時の6ヶ月を迎える頃には、むくみのせいで、足がまるで象のように(足の指と指の間に隙間がなくなって、指の太さが1.5倍以上)。
そこで、『同じ失敗を繰り返すまい!』と、第2子妊娠発覚時から、足を挙げて寝るようにしました。足を挙げることで、下半身の血流が心臓に戻りやすくなって、むくみを予防できます。でも、クッション程度をふくらはぎの下に敷いて寝ても、寝ている間にどこかへいってしまうのがいつもの事で。試行錯誤の結果、シングルサイズの敷布団を1枚まるめて、ベッドに載せておくことで、朝まで足をあげたまま寝られるように。もともと腰痛持ちの私は、この姿勢を続けると腰に負担がかかるので、2~3日に1回とか様子みながらしていました。
機会運動を取り入れる
運動が大嫌いな私。1日1000歩を目標に歩こうなどと考えても、到底守れるわけもなく。そこで、パートの出勤を車から電車+徒歩に変えるとか、庭の草ぬきついでにガーデニングを始めてみる、とかしていました。運動を目的にしても続かないので、車を電車+徒歩にしたら通勤費の節約になる、庭に野菜を植えると上の子の食育にもなるし、節約にもなるということで、色んな目的をつくり自分のモチベーションをあげてみました。そのせいあってか、無理なく続けることができました。(一旦、通勤方法の変更届を出すと、再手続きが面倒だとか、ガーデニング用の物品を揃えると、夫の手前しないわけにはいかないとか・・・そういった理由もあったとは思いますが・・・)
暇さえあれば休む
眠たくないのに、なぜか横になると寝られてしまうのです、妊婦って。もちろん、昼寝をできない時もありますが、そんな時はテレビを見ながらゴロゴロ。昼寝をすると、その後の活動量も上がってキビキビ家事ができる=カロリーを消費できるし、何より、間食の誘惑と戦わなくてすむ!!妊娠全期間にわたって、ご飯が美味しくて仕方なく、食欲がどこからともなく湧いてくる私にとっては、効果テキメンだった『暇さえあれば休む』という方法。カロリー消費とは真逆と思われがちですが、どうやら良い効果もたくさんあるようです。
自分を褒める
最後の体重管理のコツは、コントロールを頑張っている自分を褒めるということ。ご褒美に、たまのお菓子食べ放題もありです。1ヶ月に1回や2回お菓子をおもいっきり食べたって、自分の体重の推移さえ把握していれば、その後調整すれば良いのです。(妊娠高血圧や妊娠糖尿病を指摘されている方は、この範囲ではないと思いますが)
妊娠中は、体重は増えるものです。赤ちゃんが自分のお腹の中で育っているのだから、増えなければそれはそれで不安になったりするものです。体重コントロールを頑張っている自分を褒めながら、体重の数字に振り回されるのではなく、自分で自分の傾向を把握してコントロールしていくことで、充実した妊娠ライフを送りましょう。