今の日本では地震だけではなく、火山活動や大雨・土砂災害などの自然災害がいつどこで起きるかわかりません。そんなもしもの時のために備えて、各家庭で非常持ち出し袋を準備しておくことが大切です。しかし、乳幼児がいる家庭ではどんな物を非常持ち出し袋に準備しておけばいいのでしょう。
紙おむつ
最低でも、約3日分の20枚ほどは用意しておきたいところです。子どもはどんどん成長していくので、こまめにサイズチェックをして入れ替えておきましょう。
オムツは吸収性に優れていて色々なことに役立ちます。圧縮袋に入れておくとがさばらずに、持ち運びにも便利です。また、月齢を問わずLサイズを用意しておくと、吸水面積が広いので、すぐにおむつを交換できな状況になっても安心です。
粉ミルク・ベビーフード
特に月齢の小さな赤ちゃんは、粉ミルクや月齢に合ったベビーフードがないと食事に困ってしまいます。
やはり、最低でも3日分は用意しておきましょう。
粉ミルクを飲む赤ちゃんには、哺乳瓶も忘れずに入れておきましょう。
また、災害のときに母乳が出なくなるからミルクを、といった意見を聞きますが、母乳の専門家の意見を聞くと、一様に災害時こそ母乳のほうが安心とのこと。衛生的なお湯を使い、衛生的な環境で作ることができなければ、ミルクは子どもの命を奪いかねません。
子供用防災頭巾(ヘルメット)
地震や自然災害が起きたとき、崩れ落ちた瓦礫やガラスからまず頭を守るために、防災頭巾やヘルメットをかぶることが大切です。
我が家では、幼稚園で使わなくなった古い防災頭巾や自転車用のヘルメットを非常用として準備してあります。
抱っこ紐・おんぶひも・スリング
いざ避難をすることになった時、一人で歩いたり走ったりできない乳幼児を連れ、必要最低限持ち物を抱えての避難は、とっても困難だと思います。
子どもとはぐれないで、安全かつ迅速に非難するために、抱っこ紐やおんぶ紐スリングといったものが必要です。
普段使いの物とは別に、非常用になるべく持ち運びしやすく両手の空く物を準備しておくと安心でしょう。
母子手帳・健康保険証コピー・お薬手帳
もし、避難する際に怪我をしてしまったり、避難生活が長引いて具合が悪くなってしまった時に、赤ちゃんが普段どんな薬を処方されているかを医師に知らせる必要があります。
また、母子手帳も赤ちゃんが生まれてからのすべての情報が記録してある、ママと赤ちゃんの必需品なので、いざという時にちゃんと持ち出せるように準備しておきましょう。