妊娠中に起こる代表的な5つの症状。慌てずに対処しよう

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妊娠中に体に起こる様々な症状の中には、

緊急に判断しなければいけないことがたくさんあります。

赤ちゃんを危険にさらさないために、必要な知識です。

代表的な5つの異常症状を紹介します。



貧血

妊娠中、赤ちゃんへの栄養と酸素を送るために血液の量が増加しますが、
赤血球自体はそれほど増えないので、血液が薄められます。
赤血球は体に酸素を送る働きをするため、
見合った量の赤血球が増えないと貧血になりがちです。
自覚症状がないこともありますが、症状があれば医師に伝えましょう。
健診の血液検査で知ることもできます。
予防としては、鉄分の多い食べ物を摂取したりすることが一番です。
葉酸などのビタミンは鉄の吸収を助け、たんぱく質は血を作るもとになるので、
一緒に摂るとよいでしょう。

おなかの張り

おなかの張りは子宮の収縮のことです。
おなかの下の方がキューっとなり、ひどい時は生理痛のように痛むことがあります。
お腹の張りに気づいたら横になり休息をとりましょう。
横になり30分から1時間を目安に安政にしても治まらない時、痛みが強くなる時は
病院を受診しましょう。
予防としては、同じ姿勢を長時間とらないこと、身体を冷やさないこと、
ストレスをためないことです。
睡眠・休息をしっかりとりましょう。
働きすぎはいけません。自分でバランスをとるように心がけましょう。

流産・早産

流産とは妊娠22週未満の場合を言います。
症状としては、出血やピンク色のおりもの、下腹部痛、お腹の張り、腰痛などが挙げられます。
これらの症状がある時は、まず横になり安静にして様子をみましょう。
早産とは妊娠22週~37週未満を言います。
症状としては、破水、出血、胎動が鈍くなるほか、流産と同じような症状がみられます。
これらの症状があれば診療時間帯であれば受診し、時間外であれば病院に連絡しましょう。
予防としては、過激な運動を避けることやお腹を圧迫するような姿勢をとらないことです。

妊娠高血圧症候群(PIH)

妊娠により、高血圧、または高血圧と尿蛋白の症状があるときに診断されます。
妊娠20週以降分娩後12週までの間にみられます。
PIHは若年、高齢初産婦さんや糖尿病、肝、腎、心臓病などの方、
肥満の方などがなりやすいとされています。
注意したい症状としては、
高血圧(140/90mmHg)を超える場合。
症状がないこともありますが、頭痛やめまい、吐き気、肩こり、目の前がチカチカする、動機などの症状が現れることもあります。
蛋白尿なども注意が必要です。

常位胎盤早期剥離

赤ちゃんがお腹の中にいる間に胎盤が子宮から剥がれてしまうことです。
胎盤に送られる血液の流れが悪くなると起こりやすくなります。
胎盤が剥がれてしまうと大量出血を起こします。
また、胎盤は赤ちゃんに酸素と栄養を送る働きがあるため、母児ともに危険な状態になります。
症状としては、お腹がカチカチになったまま柔らかくならない。(2分以上)
さらさらとした鮮血がある。ナプキンからあふれるような出血がある。
このような症状の時は、すぐに病院に連絡して受診しましょう。

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