3歳児のしつけ事情。人に迷惑をかけない子供に育てよう

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2歳までは身の回りのことをできるようになる事が大切でしたが3歳からは自分だけではなく、お友達との関係や、社会の簡単なルールなど『人に迷惑をかけない』しつけが主なものになっていきます。

三つ子の魂100までと言われるように3歳までの育児は子供にとってとても大切なものです。

今回は3歳児の子育ての中でも「しつけ」に注目していきます。



3歳ってどんな時期?

3歳になると規則正しい生活リズムが出来上がってくる時期です。
ちょっと遠い所でも一生懸命歩いたり、お箸の練習をはじめたり、オムツからパンツになったりと自分の事は自分でできるようになってきます。

また言語表現や自我意識の発達も進み、とても好奇心旺盛になり自分の感情もコントロールできるようになってきます。
お友達と遊ぶ機会も増えるでしょう。それにより相手の立場や痛みがわかるようになり社会性も生まれてくる時期です。
自分だけでなく公共のマナーを身につけていく時期だとも言えます。

http://www.might-project.com/child-care/aim/for-3/list.html

社会のルールを身につける

電車に乗るときはきちんと並び、降りる人から先。電車や公共の場では大きな声をだして騒いだり走り回らない。
など自分だけの世界ではなく、周りの人のことを考える力をやしないましょう。

しつける時はなぜ電車では静かにしなければいけないのか、なぜ走ってはいけないのかの理由も合わせて伝えてあげます。3歳のはまだまだ難しいかもしれませんが、理由を伝えることによって理解する心も養ってあげましょう。
社会のルールを身につけることにより世の中にはいくつかの約束ごとがあることがわかります。
自分のわがままばかり通していると周りが迷惑するという事も同時にわかってきます。

我慢する事を学ぶ

2歳児の「イヤイヤ期」も落ち着いてはきたものの、まだまだ自己主張は続きます。
3歳になると自分の感情を抑えるセルフコントロールの力が育ち始めます。
つまり我慢ができるようになってくるのです。
しかしながらこの我慢する力は無条件に手に入れることはでしません。

赤ちゃん時代にまず親に沢山愛されるという「万能感」を得て、次に「自己主張期」を迎えるというステップを踏んでいないとセルフコントロールがうまく出来ずにすぐに
「切れる」人になってしまいます。
 
また甘やかしすぎて子供のいうことを何でも聞いてしまうのも
子供のセルフコントロール力を奪ってしまいます。
 
我慢をすることはとても重要なことで、小さいうちにこのコントロール力を
育てられないと大人になって苦しむのは子ども自身です。

親は子供が我慢しやすい状態を作ってあげる事がたいせつなのです。
また何かあったらキチンとフォローしてあげましょう。
赤ちゃん時代に親にたくさん愛されているという「万能感」を得て、次に自己主張をする。というステップを踏んでいかないとセルフコントロールが上手くできずに切れやすい人になってしまいがちです。

甘やかしすぎて子供のいうことをなんでも受け入れてしまうのもセルフコントロール力を奪ってしまいます。

この時期にきっちりと「我慢すること」を身につけましょう。

http://www.2gnk.com/situke/3.html

しつけに大切なしかり方

子供をしかる機会の多い親は子供のしつけに悩んでいるケースがあります。

しょっちゅう怒られている子供の中にはストレスを受けて精神的に不安になることもあり、親から離れなれなくなります。
それがまた親にはストレスになり余計に怒ってしまう。なんていう悪循環を繰り返しがちです。

ではどのようなしかり方がいいのでしょうか。

例えばお片づけをしない時「早くやりなさい!」「何回同じ事を言わせるの!」「いい加減にしなさい!」等と言っていませんか。
いきなりしかられると子供は「しかられた」恐怖に萎縮したり、逆にしかられる事になれてあなたの言葉が右から左にぬけてしまいます。

まずはルールを作りましょう。
「10秒以内にお片づけしないと怒る」
「3回同じ事(お片づけしなさい)と言ってもしなければ怒る」
など、その家庭にあったルールを決めます。

最初は子供も良くわからずにできない事も多いでしょうが、徐々に身につき理解してきます。

約束を守る事を教える

3歳になると人の気持ちに気がつくことができます。
そうすると「約束を破ると相手が悲しむ」ということも理解できるようになります。

この「約束ができる」というのはしつけをする上でとても大切になっていきます。

そこで大切なのは親がルールをコロコロ変えてしまわないことです。
スーパーなどにいって「お菓子は1つ」と決めたのならば、子供がどれだけ2つ欲しがってもその約束を守らせるようにします。
そうでないと子供は1つ買える時と2つ買える時がある。と混乱してしまうのです。

また3歳になると嘘をつくことを覚えます。
自己防衛に使う嘘がほとんどですが親との約束を守らないと怒られるので嘘をつき自分を守ろうとします。
親も3歳の子供の「その場しのぎの嘘」はある程度見抜けるでしょうが、嘘をつく事はいけない事だというのも合わせて教えてあげましょう。

ちょっとぐらいの失敗は多めに見てあげることもたいせつです。

3歳になり急にシッカリしてくる子もいればまだまだ甘える子供もいます。
幼少期は個人差がかなりあるのであまりあせらず自分の子供にあったしつけ方をしましょう。
親もすべて完璧にしようとすると疲れてストレスになります。
まずは根気強く愛情をもって教えていくことが一番なのではないでしょうか。

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