「ペアレントトレーニング」とは、発達障害児を持つ親のための「子供の育て方」のトレーニングです。
親の適切な接し方は、障害による症状の改善や、子供が感じている困難の軽減につながります。
子供の成長のためにもなりますが、なにより親が子育てを辛いと感じなくなったり、少し余裕が出てきたり、メリットがとても大きいのだそうです。
ペアレントトレーニングの内容
・子供の行動分類と対処法
子供の行動に対して、「増やしたい行動」「減らしたい行動」「危険な行動」などに分類し、それらの行動に対する対応方法を学びます。
・肯定的な注目の仕方
悪いところにばかり注目してしまいがちですが、良いところに注目して褒めてあげることが大切です。
・良いところを見つける
良いところを見つけるコツ・褒めるコツを学びます。
また、指示に従ったとき、従わなかったときの対応方法も学びます。
ペアレントトレーニングをうけるには?
ペアレントトレーニングは主に、子供に対する適した接し方を学びますが、次のような内容があります。
座学・ワークショップで学ぶ
ペアレントトレーニングの講座やワークショップですは、実習があったり、質問ができたり、個人面談などでプロの意見を聞けるというメリットがあります。
また、同じ発達障害の子供を持つ親と話ができるということも大きなメリットです。
本を使って学ぶ
ペアレントトレーニングは、親子での参加ができない場合もあり、なかなか参加できない人も多くいます。
しかし、本を使用するならば自分の空いている時間を利用して学べます。ペアレントトレーニングに関する本はたくさんあるので、選ぶ際はクチコミなどを参考にするのも良いでしょうね。
子供は親の心を見透かしています!
発達障害児の育児は、生半可な気持ちではできない、というのが経験者としての筆者の考えです。
はっきり言って、大変です。
長い時間をかけてようやくひとつの心配事が落ち着いてきたらまた次…。
子供は、遅いながらも成長しますから、同じような行動でも、同じような対処方法では解決できず、また考え直す、という作業が普通に行われます。
一人で全て解決するのは、ほぼ不可能。
だから、専門家や、こういったトレーニングを受けるのです。
必ず味方は近くにいます!
辛くなったら誰かに話してください。相談してください。