子供のころ「ちゃんと噛みなさい」 「よく噛んで食べなさい」
と言われませんでしたでしょうか。
しっかり、よく噛んで食べる事は沢山の良い効果があるそうです。
ですが、昔より柔らかくて食べやすい食事が多い現代、
なかなか噛む力育ちにくくなっているそうです。
噛むことでどういう効果があるのかまとめてみました。
顎の発育を助ける
幼児期において、しっかりと噛むことで顎の発育を助けます。
顎が十分に発育していないと、永久歯に生え変わった後の歯並びに深く影響します。
小さな顎には永久歯の大きな歯が並びきらないので、
ガタガタの歯並びになりやすく、見た目の悪い歯並びになる可能性も出てきます。
さらに6歳頃に生えてくる永久歯(6歳臼歯)は噛む力が一番強く、
歯並びやかみ合わせの基本になるそうなので、しっかり噛むことで顎の発達を促しましょう。
虫歯予防になる
虫歯予防には、仕上げ磨きや歯磨きをするのが一番ですが、子供が小さいと、
自分で上手に歯磨きできなかったり、また仕上げ磨きを毎回させてくれなかったりと、
思うようにブラッシングできず困ることも多いはず。
でも、よく噛むことにより洗浄作用や抗菌作用がある唾液の分泌量が増えるので、
口臭予防や虫歯になりにくくなったりします。
さらに、消化吸収をよくし、栄養を無駄なく吸収してくれます。
脳の働きがよくなる
ものを噛み筋肉を動かすことで頭の血流が良くなり、脳神経が刺激され、
脳の働きが活発になるそうです。
脳を刺激することで頭の回転が良くなったり、記憶力UPにもつながります。
高齢者には認知症予防にもつながると言われています。
肥満予防にも効果がある
ゆっくりよく噛んで食べれば満腹中枢が刺激され、脳から「お腹いっぱい」というサインが出て、
必要以上に食べなくなり、食べ過ぎることを予防してくれます。
子育て中のママは何かと忙しいのでつい早食いになってしまいがち。
早食いせず、ゆったりと時間をかけて食事をすると、緊張をほぐし精神を安定させてくれるので、
ストレス解消にもなり、ダイエット効果もあります。
噛みやすい食事を心がけましょう
噛むことは習慣づいているので、早食いのクセがある人の場合は、
噛む回数を意識的に増やすようにしましょう。
理想的な噛む回数は、一口30回が目安だそうです。
ですが、子供はもちろん、なかなか回数を数えて食べるなんてことはできません。
なので、自然と噛む回数が増える食材や調理方法を考えてみましょう。
離乳食のころなら、歯に合わせたよく噛むことで味わうことのできるメニューや、
加熱時間を加減して適度な歯ごたえを残してみるのもおススメです。
野菜などは煮るよりも生で、お肉もひき肉よりもかたまり肉の方が噛む回数は必然的に増えます。
いかがでしたでしょうか?
よく噛むことによって、脳が発達していき、丈夫な身体が作られていきます。
どんなに噛んでも、噛みすぎることはありませんので、ゆっくりと時間をかけて、
しっかり噛んで食べる習慣を身に付けましょう。