お子さんが文字に興味を持ち始めたら文通をおススメします。手紙のやり取りをすることでお子さんが文字に触れる機会が増えるからです。また自分が出した手紙に返事(リアクション)がくると、とてもうれしくなって「もっと」と思ってくれますよね。幸い梅雨の今はおうちの中で過ごす時間が増え、手紙を書くいい機会かと思います。気を付ける点をにまとめましたので、ぜひ参考にされてください。
誰に書くのか
お子さんが文字に興味を持ち始めたら、まずこちらから手紙を出しましょう。おじいちゃん、おばあちゃんはきっと喜んでいただけると思います。切手を貼ってポストに投函しなくても、園などのお友だちに書いて手渡ししてもいいと思います。お父さんの帰りが遅くて普段なかなか顔を合わせられないところはお父さんに書いてもいいですね。最初の手紙を書くときには、
○文字に興味を持ったこと
○できればひらがなで返事がほしいこと
を書いておくといいでしょう。
封書よりはハガキ
初めはたくさん書けません。また読むときも一文字一文字は読めていても、あとになると最初に何が書いてあったかわからなくなってしまいいます。ですから、便箋に書くよりもハガキ一枚にしたほうが無理なく続けることができます。手渡しの場合もあまり文章が長くならないように気を付けましょう。
代筆はひらがなで
お子さんが文字を書けないうちは代筆する必要があります。このときお子さんとどういった内容にするか話し合い、実際に目の前でひらがなで書いて見せてください。お子さん自身の言葉を文字にすることが大切です。書いた後にもう一度、内容を確認するといいですね。
無理のないペースで
一度やり取りが始まってしまえばあとは繰り返すだけです。しかしあまり頻繁になると負担になってしまうことがありますので、初めにペースを決めてしまうことをおススメします。ちなみに我が家は月に一度出すようにしています。
書くのは一つ
文字が書けるようになったらお子さん自身に書かせます。しかし初めは書く字が大きいので字数は少なくなります。あれもこれもは書けないので一つのことに絞りましょう。先に書くことを決めておいた方がいいですね。実際にお子さんが書きはじめたら、なるべく自由に書かせましょう。文が多少おかしくても、あとでフォローすれば大丈夫です。
初めは文字の大きさから書ける文字数を予測することも難しいです。書きはじめると、考えていたこととは違うことを書いたりもします。もちろん字を間違うこともあります。上手にしようとは思わないでください。お子さんの文字への興味、「書きたい」という気持ちを大切にしてくださいね。