三つ子の魂百までという言葉を聞いたことがあると思います。これは3歳頃までの育てられ方や環境によって出来た性質や性格は100歳になっても変わらないという意味で、人間の土台は3歳までに作られるということです。脳の80パーセントは3歳頃までに形成されるので、この時期がとても大切です。
では、具体的に3歳までにすると良いことは何か、まとめました。
心の安全基地を作る
赤ちゃんの頃は家族と自分との小さな世界で生きていましたが、成長すると他のお友達と接するなど、外の世界にも出ていくようになります。お友達と喧嘩してしまったり、転んで痛かったり、不安になってしまったりすることもあります。そんな時、心の拠り所があることで安心出来、エネルギーチャージ出来ます。安全基地があるからこそ、子どもは安心して外の世界へ出ていけるのです。
母親は子どもの安全基地になることを推奨されています。ライフスタイルや家庭の事情などありますので、難しいならその他の大人が安全基地になっても構いません。
安全基地となるには、子どもとの間に愛着関係が必要となります。
「抱き癖がつくから、必要以上に抱っこしない方が良い」という方もいますが、愛着、信頼関係を築く上で抱っこは大切です。必要としている時に抱っこして貰えることで安心感や満足感を得られるようになり、相手に対して愛着が生まれ特別な存在なのだと認識します。
話を沢山する
まだ言葉を話せない時期でもどんどん語りかけます。赤ちゃんの声に「そうだね~」「うんうん」など相槌を打つだけでも、話を聞いてくれる!と喜んでお話をもっと沢山するようになります。また、脳もどんどん成長していくので、分かるかな?と思ってもどんどん話しかけることで話を聞こうとする力や、単語を覚えたり、お話をするのが好きになります。
http://woman.mynavi.jp/article/140923-154/
生活リズムを整える
ついつい大人の生活リズムになってしまうこともあるかもしれませんが、生活リズムを整えることも大切です。
★早寝早起き
23時から2時頃は成長ホルモンが沢山分泌される時間帯です。その時間帯に深い眠りに入っていると良いと言われています。成長ホルモンは、筋肉や体の疲れ、脳の疲れを取ったり、背を伸ばすなど体の成長に欠かせないものです。
また、早く起きて太陽の光を浴びることでセロトニンという物質が脳から分泌されることで自律神経が整い、心が穏やかになります。
★3食しっかり食べる
生活リズムが整っていないと、ついつい2食(プラスおやつ)などになってしまいがちです。3食食べるリズムを作ることが大切です。
特に、朝ごはんは脳の活動に大切ですし、朝ごはんを食べることで腸の動きも活発になるので、排便のリズムも付きやすくなります。
好奇心を大切にしてあげる
小さな子どもは好奇心の塊です。大人としては「えっ!!やめて~!」と思うことも時にはしてしまうこともあります。本当に危険なことは違うことに興味を移すように手案したりなどして辞めさせることも必要ですが、やらせてあげられることはやらせてあげましょう。これはなんだろう?こうしたらどうなるんだろう?など、沢山考えることで様々なことを学んだり、刺激を受けます。途中で出来なくて困ってしまうこともあると思いますが、その時は少し手助けをしてあげます。
好奇心を大切にすることで、色々なことに興味を持って考えたり学ぶことが好きになります。
沢山褒める
小さな頃に沢山褒めらることで自己肯定が高くなります。自分は愛されているという自分を肯定する気持ちと、やれば出来るんだという気持ちがとても大切です。
小さなことでもチャレンジして成功することで自信をつけさせるたり、例え上手くできなくても、過程を褒めてあげるなど少し過剰かなというくらい褒めることで自己肯定感が高くなります。
自己肯定感が高いと、何か困難に直面した時にも立ち向かっていけるメンタルの強さにも繋がります。