結婚式は新郎新婦となる二人だけのもの……というわけには行きませんよね。
結婚式には必ずと言っていいほど不可欠な存在である「親」。
けれどあれこれと口を出されたくない、でも邪険には出来ないし……と難しいところ。
そんな時の解決方法のヒントをご紹介します。
選んだ式場に口を出されたら?
ブライダルフェアなどに参加して式場に2人で足を運び、気に入った式場を発見!
予約した後で親に報告したら、「その式場なの?ちょっとねえ……」と渋い顔。
そんな状況になると、テンションも下がってしまいますし結婚式の話もしづらくなりますよね。
まず、何故その式場が気に入ったかを「具体的」に話してみましょう。
雰囲気が気に入ったから~というのはイマイチ納得されにくいもの。
パンフレットやHPを見せながら、チャペルが気に入った・スタッフの対応が良かった・駅から近い・料金が安い……など、分かりやすくプレゼンテーションするつもりで話してみましょう。
見学前に親の希望も聞いておくとスムーズに話が出来ますよ。
ドレス・着物に口を出されたら?
衣装選びは迷うし種類も多いしで決めるのが特に大変ですよね。
何度も足を運んで試着して、悩みぬいた上に決めたドレスを報告したら、「えー、そのドレス似合ってないわよ」とズバッと言われたら悲しいですよね。
けれど当日着るのは新郎新婦である2人。
気に入ったドレスで晴れ晴れしく立つために、そこは気弱にならずに堂々といましょう。
決めた後で反対されるのを防ぐためにも、試着の時に同行してもらうのもひとつの手です。
もし親御さんが「本当は白無垢を着て欲しかった」などの強い希望をお持ちであるようならば、親孝行だと思って前撮りやフォト撮影のみで着るなどの選択肢も。
招待客・演出に口を出されたら?
披露宴は親にとっても面子があるもの。
「もっと親戚を呼ばなきゃいけないから席を増やして」など、招待客に口を出される事もあるかもしれません。
特に招待客選びは座席配置も含めてとても頭を使う作業。
決めた後で口出しされて1からやり直しも大変ですよね。
招待客については、式場を決めた後すぐにでも話しておきましょう。
「全体で80人呼べる。親戚はだいだい○人まで座れるから、先に決めて」と伝えておけば親の顔を潰さずに親戚や知人のテーブルの準備が出来ます。
演出については譲れない所ははっきりと言いましょう。
特に親世代は一昔前の披露宴の演出しか知らないことが多いもの。
最近はこういう演出が流行りなんだよ、と動画などがあれば見せてみるといいかもしれません。
料理・引き出物に口を出されたら?
披露宴でお出しする料理は、式場にもよりますが希望すれば事前に試食が可能です。
もし親の意見も聞きたい場合は、一緒に試食をしてもらうのが最善。
特に若い世代と親世代やシニア世代は、食べられる量や味付けの好みが違ってきます。
何品かメニューを替えてもらうなどのオプションも取れる事もありますので、ぜひ親御さんと試食に行ってみては?
引出物はゲスト全員に同じものを渡すよりも、世代によって変えるのが最近の風潮。
若い人にはオシャレな食器やスイーツ、中高年世代にはカタログギフトや鰹節などの定番商品にするなど使い分けする事もあります。
特に親戚向けの引出物については、親戚同士で暗黙の取り決めがある場合も。
親の意見を優先して決めるのがおすすめです。
親の気持ちも少しは汲むべし
結婚式の主役は新郎新婦の2人。
まず、どうしても2人がやりたい事があるのならば、親の意見に左右されず突き進んで下さい。
結婚式は一生に一度。
譲れないポイントを譲ってしまうと、一生後悔する事もあります。
とはいえ、2人が主役の結婚式とはいえ、親としても子供の結婚式には夢を抱くもの。
親の気持ちを置いてきぼりにして何でも2人で決めてしまうよりも、事あるごとにそれとなく親の意見を仰ぐなどして「自分達はこういう式にしたいけれど、お父さんお母さんの意見も尊重したい」という気持ちを伝えておきましょう。
親の意見を取り入れられそうな余地があれば、ぜひ受けてみましょう。
特にお互いの義父母からの意見は反論しにくいもの。
例えば新婦のドレスに対して義父母(新郎両親)が口出しをした場合は、新郎がちゃんと間に立って2人の希望を伝えるなど、後々の火種の元にならないよう円滑に進めて下さいね。
自分の親の口出しは自分が対処するのが一番安全です。
家族皆が心から満足する式を挙げて下さいね。