ひとりっ子のコミュニケーション力を家庭で伸ばす育て方まとめ

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ひとりっ子は家庭内での人間関係がシンプルな分

自分の世界にこもってしまいがち・・・

ひとりの時間も大切だけれど、

これから成長していく中で、学校、職場など

高いコミュニケーション力を求められる。

家庭のなかで子どものコミュニケーション力を伸ばそう。



会話のなかで「思考力」をつける

自分の意見や考えを言葉で伝えることは大切だけど
大人でも難しいこと・・・
できるだけ小さいうちから慣れておくほうがいい。

簡単なトレーニング法としては、
ゲーム感覚で二者択一の質問を問いかける。
例えば・・・「プールが好き?公園が好き?」と子ども自身に考えさせる。
そして、どちらか選んだらそれを選んだ理由を問いかける。
単純な選択と、選んだ理由を感がることを繰り返すことで
「思考力」・「自分の考えを言葉にする力」が身につく。

大切なことは
ゲームの中で子どもが出した答えを否定しないこと。
否定されることで萎縮してしまい、
考えることを放棄してしまいます。

「聞く力」をつける

自分の考えを言葉にすることは大事ですが、
相手の考えを聞くこともでき会話ができて
初めてコミュニケーションが成り立つ。

子どもは話を聞くのがとても苦手・・・ですが、
「話している人の時間を大切にしよう」ということを伝え、
まず、親がそれを見本と示すことが大切です。

子どもが話しているときはしっかり向き合い
わが子の話してる時間を大切にしてあげましょう。
その体感の積み重ねから子どもは少しずつ「聞く力」を身につけていく。

「話す力」をつける

ひとりっ子は、きょうだいのいる子ども達に比べ
会話の機会が少なくなってしましがちです。

だからこそ親が子どもと向き合う時間をもち
子どもの言葉を聞いてあげてください。

そして、その時間は“親が聞きたいこと”ではなく
“子どもが話したいこと”“興味があること”を聞いてあげる

子どもの興味があることを聞き、それに対して親が質問する。
その質問の答えを子どもが考える。
この経験が考える力をつける。

子どもの言葉を急かさず、待つことが大切!
答えを受け入れてもらえることを繰り返すことで自分の考えを言葉にできるようになってきます。

褒めて自信をつける

コミュニケーション力を育てる過程のなかで大切なのは
「小さな自信を増やすこと」。

小さなことでも認め、褒めることを繰り返していくことで
子どもは小さな自信を積み重ねていきます。

子どもの小さなたくさんのいいところに気づくためには
親が子どもに求める要求の水準が高すぎてはダメ!
わが子のいいところを消してしまう危険性が・・・

小さないいところを見つけ、認め、たくさん褒めてあげてください。

共感と経験

家庭内での人間関係がシンプルな分、
児童館や公園など積極的にでかけて
同世代の子ども達に触れ合う機会を親はどんどんサポートしてほしい。

しかし、そういった場所に出かける機会を増やせば
「きょうだいがいないから○○だ」と
実際にそうでなくても言われることが多いのがひとりっ子。
そのためひとりっ子のママはどうしても厳しくしつけてしまうもの。
特に、周りとうまく調和することを第一に厳しくしてしまいがち。

おもちゃの取り合いになった時など
「貸してあげなさい!」と言ってしまうことも多い。
けれど、わが子のこのおもちゃで遊びたいという気持ちをまず認めてほしい。
「このおもちゃで遊びたいんだよね」とまず共感し
その後で「お友達と仲良く遊ぶにはどうしたらいい?」と問いかけてみると
意外にすんなりとお友達に貸せたりするものです。

共感してもらえたことで「自分を大切にされた」という気持ちになり
「相手を大切にする」という気持ちが芽生えるものです。

その経験がコミュニケーション力がついてくるのです。

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