出産前に準備するもので、迷うのが抱っこ紐。
いろんな種類がありますが、首すわり前に使うにはスリングが便利です。
赤ちゃんがお腹の中にいた時のように丸くなれるので、ぐずっていてもスリングに入れると安心してスヤスヤ寝てくれることも。
ここではリング付きスリングでの抱っこの仕方をご紹介します。
※紹介しているサイトなどにより、対象月齢は異なります。
横抱き
新生児からできる抱き方です。
スリングをかけている方とは逆側にあかちゃんの頭がくるように横向きに抱きます。
余計なシワができないようにテールに丁寧にひだを作ってリングに通します。
おへそのあたりにポーチの底がくるように調節してポーチを広げます。
逆の肩にゲップをさせる時のように赤ちゃんをのせて足とお尻を押さえながら徐々にスリングの中に滑り込ませます。
この時、必ず脚があぐらをかくようにしてください。
入れにくい場合は赤ちゃんをおくるみなどで包んだり、おひなまきにすると入れやすくなります。
股関節脱臼と診断されている場合はコアラ抱きや寄り添い抱きを試してみましょう。
ゆりかご抱き
あかちゃんの体が横抱きよりも深くすっぽり入るように抱きます。
内側のレールがバストにぴったりとつくように装着します。
赤ちゃんの脚があぐらになるように気をつけながらお尻から下ろしていきます。
外側のレールの長さを調整します。
コアラ抱き・寄り添い抱き
基本の抱き方です。
首がすわる3ヶ月頃から可能になります。
横抱きと同じようにスリングを装着します。
赤ちゃんをゲップさせるように肩にのせて、お尻を少しずつポーチの中に落としていきます。
月齢が低いうちは脚があぐらになるように、月齢が進んで脚が伸びてきたらスリングの外に出してお尻で腰掛けるようにします。
カンガルー抱き
前向き抱っこです。
内側のレールがアンダーバストにつくようにスリングを装着します。
ポーチの底はおへその高さにし、外側は緩めます。
赤ちゃんをポーチに入れて、脚がお尻よりも高くなるように抱きます。
外側のレールを調整します。
http://blog.camomy.net/
腰抱き
寄り添い抱きをしてから、赤ちゃんを肩パットと反対側の腰にずらします。
家事などをするときに便利です。
ほかにも、スリングでおんぶをすることもできます。
慣れないうちは家の中で練習して慣らすと外出時にも安心して使えるようになります。
体重が増えてくるとスリングではきつくなってきますが、エルゴなどの抱っこ紐に比べて持ち運びしやすいので、お子さんが歩くようになってから、外出時に持ち歩いて抱っこするときだけ使うこともできます。
販売店や助産師さんがスリング講習会を開いていますので、参加して使い方を習ってもいいかもしれません。
両親にとっても便利で、赤ちゃんにとっても居心地のいい道具。
上手に使いたいですね。