男兄弟のおすすめ絵本まとめ。ケンカばかりだけどかわいい!

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我が家の子どもは兄と弟の男兄弟です。
夫と子どもたちでタッグを組み、男意識を常に高めているようです。

しかし・・・男の子ってすぐに競争し合ったり、言葉が足りなくて誤解したり。
仲良く遊んでいたかと思ったらすぐにケンカ!
だんだん母もイライラしてきて、「いい加減にしなさい!」と絶叫してしまうことも多々あります。

それでも”兄は弟が大好き、弟も兄が大好き”に育ったのはよかったよかった。
と自分で自分を慰めながら日々過ごしています。

エネルギーを男兄弟に吸い取られてちょっとお疲れ気味のお母さんと、いつまでも仲良くいてほしいなという男の子たちへ贈る絵本です。

私自身が「上の子」で育ったので上の子目線で見てしまうのはご容赦願います!
今度は弟妹目線の絵本を探すのが楽しみです。



おとうと

佼成出版社 2003年
作 いちかわけいこ
画 つるたようこ

上の子あるある!
弟に邪魔をされる、壊される、乱暴される。
「そんなところに置いておく方が悪いんじゃない!」と上の子を叱ってしまうことが多々ありますが、このお母さんはとっても気持ちをわかってくれます。
弟にお仕置きをしようと、たくさんアイディアを出してくれるのですが…。

最後にお兄ちゃんはどうするのでしょうか?

我が家の兄弟にはこのおはなしが大好評で爆笑です。
あぁ次男よ、君のことが書かれているんだよ…

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すきときどききらい

童心社 1986年
文 東君平
絵 和歌山靜子

1986年初版と30年近くも前の作品ですが、手元に持っているものは2008年第44刷でした。
長きにわたり子どもたちとその親御さんに読まれてきた絵本だということを知れて、嬉しくなりました。

タイトルにまずドキッとされるかもしれません。
2才の弟は純粋無垢でかわいい盛り、両親はかわいいかわいいと目尻をさげてかわいがっています。
はい、わかります。
親の方も少し余裕ができるのか、下の子は何をしてもかわいいです。

ですが、ひねくれモードのお兄ちゃんがたまらなく愛おしいです。
「すきだけどきらい」なときもあることを代弁してくれて、上の子にとっては心がスッとするかもしれません。

それにしても、兄弟全く性格が違うのに、お互いのことは母親よりよくわかるのかと思うことがあります。
この本でも、弟を疎ましく思ってしまうけれど、実は誰よりもよく弟を見ていて気持ちを思っている場面が出てきて、何度でも読み返す本です。

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おにいちゃんにははちみつケーキ

主婦の友社 2006年
文 ジル・ローベル
絵 セバスチャン・ブラウン
訳 なかがわちひろ

コンタのところに弟のマメタがうまれたおはなしです。
今まで自分だけだったはずのものが全部弟に取られてしまいました。
居場所がなくなってしまったように感じて、すねることでしか心を守れないまだ小さな小さなコンタ。
切ないです。

けれども、ちゃんとお母さんはコンタのことも愛しています。
そして「ママ、ぼくのことすき?」と聞けるんです。
嫌われてしまったら、要らないって言われたら、と怖くなって聞けなかったことなのではないでしょうか。
最後には、ちょっぴりお兄ちゃんらしくなって弟へ思いやりを見せてくれました。

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ぼくだけのおにいちゃん

文研出版 2009年
福田岩緒

弟目線の絵本、我が家にありました。よかった!

ちょっぴり怖がりだけど(しかも弟にバレていることが面白い)、パパよりもママよりも大いにいばっているお兄ちゃん!
プロレス遊びで負けてくれないお兄ちゃん。
幼稚園に迎えにきてもカバンを持ってくれないお兄ちゃん。

それでもお兄ちゃんが大好き!という気持ちが最大限に伝わってきます。
身近な目標でもありライバルでもある兄弟。
うまれた瞬間からすぐ側にいる存在なんですよね。

いつかは独立していくのでしょうが、いつまでもいつまでも仲良くいてほしいなと思う親心です。

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おこる

金の星社 2008年
文 中川ひろたか
絵 長谷川義史

男兄弟を授かってから怒りっぽくなった自分に購入した本です。
また今日も怒ってしまったと反省の毎日ですが、我が子とはいえ他人ですから100%理解し合えることは無理なんですよね。

シンプルですが心に突き刺さるような文と、ユーモラスな絵がとってもいいです。
怒りはネガティブだから向き合いたくないし、怒らない方が絶対正しいと思っていました。
そうやって自分自身や子どもたちを押さえつけていたかもしれません。
誰しも怒りを持っていることに気付かされました。
怒ってはダメ!など否定ではなく、気持ちはスッキリしないよねという言葉が心に残りました。

とても深いテーマですしはっきりとした答えは書いてありませんが、自己嫌悪に陥っていた私に一筋の光を与えてくれた本です。
息子たちも学校や幼稚園でもまれて、もやもやしたときに読んでいます。

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