いつかはやってくる、おっぱいをさよならする日。ママにとっては少し淋しい反面、我が子の成長の証として喜ばしいことでもありますね。卒乳・断乳とありますが、ここでは断乳をする場合の時期や方法をお伝えします。
断乳する時期はいつ頃?
目安は1歳半~2歳頃と言われています。季節的には、なるべく気候のよいときをオススメします。
断乳する前に以下のことが出来ているかチェックしましょう。
・おっぱい・ミルク以外から栄養がとれる(しっかりとご飯(離乳食)が食べられる)
・子どもがストローやコップを使って水分をとれる
・しっかりと歩ける
・子どももママも体調がいい
・ママ&パパの気持ちに余裕がある
断乳の予告をする
おっぱいをやめることを子どもに伝えるのは3回。1歳を過ぎた頃にはママの言っていることが分かるので何度も言う必要はありません。
タイミングは下記のとおりです。
1.断乳の一週間前に「大きくなったからもうおっぱいやめるよ」と伝える
2.断乳の前日に同じように伝える
3.断乳の当日「これが最後だよ」と伝えて授乳する
いざ、断乳!
断乳当日からその後の搾乳まで、下記の流れで行います。
<当日>
朝、授乳してやめます。心ゆくまで飲んでもらいましょう。乳が張って痛かったら少し搾乳します。(両方で50mlまで)
<断乳の翌々日>
朝6時頃、30分くらいかけて空にするくらい搾乳します。
<断乳の一週間後>
6~21時の間に空にするつもりで搾乳します。この日はシャワーのみがいいです。張りが気になったときは6・14・21時に30mlまでなら搾乳しても可。理想は一週間後に一度だけの搾乳です。
注意すること・アドバイス
断乳をするにあたって、子どもはおっぱいを欲しがり泣いたり寝つきが悪かったりすることがあります。またママは乳腺炎などのトラブルになる人も多いので以下の点に気を付けましょう。
<注意点>
・一週間程は、お風呂はシャワーのみがよい(一緒にお風呂へ入るときはシャツを着ておっぱいを見せないようにしてください)
・油分や乳製品を控える
・水分も控えめにしましょう(味噌汁などの食事も合わせて一日800mlがよい)
・一度失敗すると、次の断乳まで2~3ヶ月かかったり、最初よりも一層の努力が必要になります。断固たる決意で行いましょう。子どもにとってかわいそうです。
<アドバイス>
・日中はたくさん動かせて疲れさせ、寝つきをよくしましょう(お昼寝は1時間まで)
・寝る前は添い乳よりも、トントンで寝かせるようにしておいた方が断乳しやすいです
・新しいおもちゃを買ったり外へ連れ出して気を紛らわせる
母乳相談室へ
乳腺炎などのトラブルがあったときはもちろん、次の子を出産したとき母乳の出をよくするためにも、しっかりとしたケアをおすすめします。母乳外来や母乳相談室でみてもらうと安心です。