新婚さんも長年連れ添った夫婦も、知っておきたい夫婦円満のヒケツ

6,885 views

結婚して何年も経つと、付き合っていたころのドキドキやトキメキがなくなってきませんか?

でも、世の中には何年経っても、いつまでも、仲良しでラブラブな夫婦もいるのです。

そういう夫婦が普段なにげなくやっている、夫婦円満のヒケツを教えます。



感謝の気持ちをちゃんと伝える

感謝の気持ちを表すことって、簡単なようで案外難しかったりしませんか?
照れくさかったり、恥ずかしかったり・・・わざわざ表現しなくても伝わってるだろう?って思ったり、そもそも感謝するようなことなんてない!って思っていたり。

だけど、心で思っていても、伝わらないことってたくさんありますよね。
人の心を読めるわけではないのですから、気持ちを伝えたいときは言葉にしたり行動で表現したりしないといけません。
「わざわざ表現しなくても伝わってるだろう?」と思う人は、相手があなたになにを伝えたいのか言われなくてもわかりますか?わかったつもりにはなれても、本当にわかることはないですよね。

「そもそも感謝するようなことなんてない!」と思っているとしたら・・・夫婦円満とは程遠い夫婦です。
もしかしたら「やって当たり前のことなんだから感謝などない」のでしょうか?
ご飯を作ってもらって当たり前、掃除をして当たり前、洗濯をして当たり前、仕事に行って当たり前・・・いろいろありますが「当たり前」のことではありません。
なにをするのも、自分のためだけにやっているのではなく、相手のことを想ってのことです。
「当たり前」が当たり前になり、感謝の気持ちを忘れたら、夫婦仲は悪くなってしまうかもしれません。

一緒に生活していると、一日に何度も感謝する場面に出会うはずです。
それがどんなに些細なことでも、仲良し夫婦はそれを見逃しません。
常に相手のことを考え、何をしてほしいのか、何をしたら喜ぶのか・・・自然とそういうことを考え、実行しています。

感謝の気持ちを表現するのは、「ありがとう」というストレートな言葉を伝えることだけではありません。
ご飯を食べる前に「いただきます」、食べ終わったら「ごちそうさま」と言うだけでも感謝の表現です。
「美味しかったよ」とか「また食べたいな」とか言われると、きっと作った人も「喜んでもらえてうれしい!」って思いますし、次も喜んでもらえるような料理を作ろうとはりきるはずです。

母の日や父の日、誕生日や記念日など、特別な日に気持ちを伝えることもとても大切ですが、仲良し夫婦は特別な日ではない普通の日でも、常日頃から感謝の気持ちを伝えているのです。
一日に何度も感謝の気持ちを伝えることが「当たり前」になると、きっと夫婦仲は良くなっていきます。
些細なことでも認めてもらえた!と思えることで、人の心は満たされていくのです。

玄関まで見送り、出迎えをする

旦那さんが出勤するとき、あなたはどうしていますか?
子供の世話が忙しくてリビングで「いってらっしゃい」と声をかけるだけですか?
家事をしているから顔を合わせることなく声だけかけたりしていませんか?
まだ眠いからとベッドの中から声をかけたり、いつ旦那さんが家を出たのかわからないなんてこと、ありませんか?

夫婦円満でいたいのなら、どんなに朝忙しくても、玄関までお見送りに行きましょう!
きっと、新婚時代には「いってらっしゃいのキス」をしたり、独身時代にそういう情景を夢見たりしていた人も多いと思うのですが、照れや面倒くささから結婚して何年も経つといつの間にかやらなくなった人もいるのではないでしょうか。

小さな子供がいたらお世話をするので手一杯で、自分のことや旦那さんのことは後回しになってしまうことでしょう。
それでも、ほんの数分間でいいので、玄関までお見送りをしてみましょう。
子供と一緒にお見送りするのもいいですよね。
愛する妻と子供が玄関で「いってらっしゃい!」と笑顔で見送ってくれたら、一日のスタートがとても気持ちよくできるのではないでしょうか。

これは、旦那さんと奥さんが逆の場合でも同じことです。
奥さんが先に家を出るのなら、旦那さんが玄関まで見送りましょう。

そして、帰宅するときは玄関までお出迎えをしましょう!
家の中に家族がいるはずなのに、自分でカギを開けて家の中に入っていくのは、なんとなく寂しいものです。
リビングまで行ってようやく帰宅に気づいて「おかえりなさい」と言われても、家事をしながらだったりテレビを見ながらだったりするとせっかくの「おかえりなさい」も台無しです。
カギを持っていてもインターフォンを鳴らし、玄関までお出迎えに来てくれれば・・・一日の疲れも吹っ飛ぶかもしれません。
お出迎えして部屋まで歩く途中に「今日もお疲れ様」と声をかけたり、「今日はこんなことがあったのよ」と報告をしたりすれば、夫婦の会話も自然とはじまります。

独身時代に考えたことはありませんか?
「家に帰っても誰もいない。部屋は真っ暗。でも結婚したらきっと暖かい部屋と家族が迎えてくれるんだろうなぁ」って。
一日仕事をして疲れていても、会社で嫌なことがあっても、笑顔で家族が出迎えてくれると、明日も頑張ろう!という気持ちになりますよ。

お見送りは、たとえ喧嘩をしていてもやってみましょう。
仲直りのきっかけになります。
喧嘩が長引かないようにするのも、夫婦円満のヒケツですよ。

相手の親やきょうだいを大事にする

結婚をすると避けては通れないのが親や親戚とのお付き合いです。
独身時代の交際ならそれほど気にしなくてもよかったものですが、結婚をして家族となったからには、自分の親やきょうだいと同じくらい相手の親やきょうだいも大事にしなければなりません。

とはいうものの、「嫁に行く」とか「○○家に嫁ぐ」とかいう表現でもわかるように、日本では女性が男性の家に入るという価値観がまだまだ一般的です。
そこで、今回は奥さんが旦那さんの親やきょうだいを大事にするということで話を進めたいと思います。

親やきょうだいと同居をしたり、近所に住んでいる場合は、毎日のように顔を合わせることになります。
遠方に住んでいても、母の日や父の日、誕生日などにはプレゼントもするでしょうし、年に一度くらいは家族で帰省することもあるでしょう。
合う頻度の差はありますが、旦那さんの家族との縁は、結婚をしたときからずっとついてくるものです。
この先もずっと関わっていく人たちなら、なるべく揉めたくないし、良好な関係を築きたいですよね。

良好な関係を築くには、旦那さんを大事にするのと同じくらい、旦那さんの親やきょうだいを大事にしましょう。
「妻は俺の家族も大事にしてくれている」と旦那さんに伝われば、奥さんは感謝されるし「素晴らしい妻だ」と思われることでしょう。
旦那さんの両親からも「いいお嫁さんが来てくれた」と思われるでしょうし、多少の衝突があっても仲直りするまでの時間は短くてすみます。
旦那さんのきょうだいから「お兄ちゃんはいい奥さんでうらやましい」などと言われれば、旦那さんもうれしくなりますよね。

奥さんと、旦那さんの親やきょうだいが不仲だったら・・・板挟みとなる旦那さんはいつも悩むことになります。
家族も大事だし、奥さんも大事。どちらも選べない・・・でも、こちらを立てればあちらが立たず。
もしも旦那さんが奥さんの味方を一切せずに、親やきょうだいのことばかりかばうようなことになったら、夫婦喧嘩もヒートアップしてしまいます。
それに、自分の家族の悪口を言われたら、誰も良い気はしませんよね?
旦那さんに「あなたの親はこんなだから嫌い」とか「あなたのきょうだいは礼儀知らずだわ」とか言われたら、たとえ同じように思っていても「俺の家族を悪く言うな!」と反発したくなるものです。

旦那さんの親やきょうだいと良好な関係を保つことも、夫婦円満のヒケツのひとつです。

不満はためこまずにその都度解消する

どんなに仲良しの夫婦でも、不満が一切ないということはありえないでしょう。
全然違う環境で育った人間が夫婦となったのですから、多少の不満は生まれるものです。

特に新婚時代は「こんな人とは思わなかった!」とか「なんでこんなことになったの?」とお互いの生活習慣や価値観の違いに驚くこともあるでしょう。
でも、そこでどちらか一方が我慢をして相手に合わせるのはやめましょう。
不満があるのなら、なるべくその時に相手に伝えましょう。
伝えることで解決することとしないことがありますが、もしも解決しないとしても「相手はこれを不満に思っているんだ」と知っているのと知らないのとでは大違いです。
新婚時代なら、小さな不満をその都度伝え合うことで、その先の長い結婚生活をより良いものへと導いてくれるでしょう。

小さな不満をひとつやふたつ我慢するだけならいいのですが、時間をかけてどんどん蓄積されていくと、なにかをきっかけに大爆発するかもしれません。
大爆発をして一気に相手にぶつけて夫婦喧嘩をする人もいれば、相手には一切伝えず突然の離婚にまで発展する人もいます。
我慢が積み重なると、愛情がなくなったり、嫌いになったりしてしまうのですね。
仲良し夫婦は大爆発する前に、小さな不満の段階で解消しています。

不満の解消方法はいろいろあります。
本人に直接伝えて話し合い、それを改善してもらうか、自分がどこまで許せるのか妥協点を見つけるか。
本人には直接言えないようなことなら、友達に愚痴を聞いてもらってスッキリしたり、ブログに書き綴って心の整理をしてみたり。
美味しいものを食べたり、お買い物をすることでスッキリする人もいるかもしれませんね。
避けたいのは、相手の親やわが子に愚痴を言うことです。
自分の子供に対する不満を言われてしまうと、親であれば嫌な気持ちになるでしょうし、たとえ子供が悪かったとしてもあなたの評価が下がってしまいます。
子供の前で旦那さんや奥さんの愚痴を言うと、子供の成長にも影響が出ます。
あまりにも文句が多すぎたら、子供も一緒になって旦那さんや奥さんの文句を言い始めるかもしれません。

結婚生活はこの先もずっと続きます。
どちらか一方が我慢をし続けるような関係は、夫婦円満とは程遠いですよね。
我慢のしすぎはストレスにもなりますので、健康にもよくありません。
小さな不満のうちにきちんと解消をして、いつまでも健康で仲良しでいられるよう心がけましょう!

ひとりの時間は大切に

結婚すると一気に減ってしまうのが「ひとりの時間」です。
独身時代は自由に自分の時間を使うことができていても、結婚するとそうはいきません。
一緒に過ごす時間も大事ですが、それと同じくらい「ひとりの時間」も大事にしましょう。

特に男性はひとりの時間を大切にしたいと思っているようです。
男同士のお付き合いや、好きなアニメやゲームに没頭する時間は、奥さんには入ってきてほしくないもの。
自分の部屋があるなら、そこにこもってしまうこともあるでしょう。でも、そういう時は「今はひとりになりたい」という合図です。
それは決して奥さんと会いたくないとか、関わりたくないとかいうことではなく、精神安定のために必要なことなのです。
しばらく放っておいて、ご飯の時間になったら声をかけたり、最初からリビングへの集合時間を決めておくといいかもしれませんね。

休みの日にまとめてひとりの時間を作ってもいいし、毎日のお風呂の時間がひとりの時間でもいいし、相手よりちょっと早起きしてひとりの時間を作るのもいいでしょう。
同じ家の中にいても、別の部屋で過ごせばそれはもうひとりの時間になります。
案外簡単にひとりの時間と空間はみつけることができるのではないでしょうか。

そして、ひとりの時間を楽しむことで、心に余裕が生まれます。
ひとりで散歩をしたり、読書をしたり、映画を観たり、ぼーっとしたり・・・日ごろのストレスから解放され、リフレッシュすることで心身ともに健康になります。
お料理教室に通って腕を磨いたり、スポーツジムに通って体力維持や体型維持をすれば、自分自身のリフレッシュだけではなく、相手も喜ぶ結果が得られるかもしれませんね。
相手が喜ぶ様子を想像しながらひとりの時間を過ごすのも、幸せな時間になります。
ひとりの時間を過ごせないことでストレスがたまり、自分が不健康だったり心に余裕がないときに、相手のことを思いやることができるでしょうか?
自分のことで精一杯だったら、相手のことを思いやって行動することはとても難しいと思います。
ほんの数十分でもいいので、ひとりの時間を作りましょう。

好きで結婚したのだから、いつも一緒にいたいし、相手の行動を把握しておきたいという人もいるかもしれませんが、それでは束縛しすぎです。
どんなに好きでも窮屈な生活では長続きしません。
窮屈だと感じるようになると、それがストレスになり、夫婦喧嘩の元にもなりかねません。
ほどよい距離間も、夫婦円満には大切なことです。

こんな記事も読まれています