2020年度までに小学校の英語教科化、中学英語のオールイングリッシュ授業などの話を聞くと、英語教育に力を入れたい!バイリンガルになって英語で苦労してもらいたくない!とお考えの親御さんも多いのではないでしょうか? ここでは、そんな親御さん必見のご家庭で出来る英語習得術をご紹介していきたいと思います
胎児期
子供が言葉を習得していくには段階があります。
胎児期から順番に言葉の獲得の様子とパパ・ママが出来る事をまとめていきたいと思います。
胎児期はおなかの中にいる時から、お母さんの声やそれ以外の音も聞こえてくるようになります。でも、羊水の中なのではっきりは聞こえていません。テンポやイントネーションなどの掴む程度ですが、お母さんの感情は感じ取っています。
◎パパ・ママが出来る事
・お母さんが楽しみながら英語に触るように取り組む
・今後の子供への語りかけで使える英語ワードを整理したり事前に覚えておく
0歳
産まれた時は色々な国の言葉が聞き分けられます。その後、生きていく上で必要な母語の音だけ集中して獲得していきます。
そして、1歳ごろまでにコミュニケーションで必要な意味のある音が聞き分けられるようになります。
日本にいる限りよほど英語が堪能な方でなければ心配はいらないかもしれませんが、海外に住む訳ではない限りは英語ばかりに気を取られて日本語を疎かにしてしまわないようにする事も大切です。
◎パパ・ママが出来る事
・英語の歌やアニメの音を録音し、小さな音でかけ流す
・英語の歌を歌ってあげる
・簡単な英文を語りかける
・日本で子育てするなら、あくまで日本語をメインに育てる
・簡単な英語の絵本を読み聞かせる(大きな本屋やamazonなどで買えます)
1歳
赤ちゃんが発する声に積極的に応えてあげる事でコミュニケーションの基礎を固めていく時期です。親子でしっかりかかわりを持つ事で語彙が増えます。
◎パパ・ママが出来る事
・英語かけ流し継続
・英語の語りかけも少しづつ増やす(日本語の方が多め)
・英語絵本読みきかせ継続
・日本語のおかあさんといっしょを見始めたら、英語版おあかさんといっしょの様な物から(セサミやバーニーなどyou tubeにもあります)すこしづつ一緒に楽しんでみる
2歳
日本語の語彙がぐんと増えます。親の言動を良く見ており、まねっこ遊びが盛んになり親子のかかわりをたくさん持つことで語彙力と反復力がついてきます。
◎パパ・ママが出来る事
・英語かけ流し継続
・英語の語りかけを1歳の頃より増やす
・英語絵本読みきかせ継続
・海外のアニメを見る
(2015年現在はおさるのジョージ、スポンジボブ、トーマス、チャギントン、ミッフィーなど地上波で英語の新しいアニメが毎週放送されています)
3、4、5歳
日本語の音も英語の音も4~5歳までは同じように聞き取れ、同じように処理されます。
また、反復も上達してきます。無理なく自然にネイティブに近い発音が出来ます。
◎パパ・ママが出来る事
・英語聞き流し
・英語アニメ
・英語語りかけは増やす
・英語の読み聞かせは海外の子供用のリーダーの本がわかりやすく、徐々に読みへと繋げていく
・skype英会話など、格安で英語をアウトプットする場を設けられるので開始してみる
☆まとめ
医学博士のマリア・モンテッソーリも、赤ちゃんはお母さんの胎内にいる頃から声を聴いていて言語の敏感期(習得する時期)が始まり、2歳前後~5歳頃までが話し言葉の敏感期、書き言葉の敏感期は3歳半~5歳くらいまでといっています。
獲得した後もインプットとアウトプットを続けていかなければ忘れていってしまいますが、本人が苦労と思う前に親が色々と刺激を与えてあげる事で下地が出来るので、日本語に悪影響が出ない様に気を付けながら、物ごころがついて本人が必要ない!と言えば辞めてみるスタンスで子供の将来の為に初めてみてはいかかでしょうか?