結婚前にかわす、婚前契約(プリナップ)。ハリウッドセレブでおなじみですね。
離婚した時の財産分与の話がクローズアップされる事が多いので、あの人達はすごく財産があるから・・と、人ごとだと思ってませんか?
再婚・再々婚の方も多いご時世ですから、庶民の私たちでもつくっておいた方が良い事はたくさんあります。
そこまでしなくても・・と思う方には、カジュアルな「約束書」もご紹介します。
離婚のことなんて、とても話し合えない・・。
万一別れる時の話なんてしたら「そんなこと考えてるの!?」「財産の事を考えるなんて、がめつい!」と相手に引かれてしまうかも・・。
最悪の場合、嫌われて結婚話に触りが出るかもしれない。
ラブラブでこれから結婚、幸せの絶頂という時に、万が一別れる時の事など、言い出したくはないですね。
結婚式や新生活の準備などで、手一杯でもあるでしょう。
ですが、相手を真剣に考えるなら、不幸があった時や離婚になった時など、最悪のケースも考えるべきです。
極端な場合、相手が話し合いを避けるようなら、本当にこの人は自分の事を考えてくれているか、再考した方がいいかもしれません。
「私はあなたを大切に思っているから、万一の時のために揉めたりしないよう、きちんと備えたい」と伝え、話し合うようにしましょう。
大して資産なんてないから、もめることもないし!
多少に関わらず資産があったら、それはどちらの財産?または共有?
うちは大して資産なんかない、という人でも、持ち家や貯金、車など何かしら持っているのでは?
いざという時、もめるケースは資産の多い・少ないとは関係ないという話もあります。
再婚だったり、子供がいる場合は特に重要ですね。
財産に関しては、夫婦財産契約書を作って法務局で登記する事もできるようです。
家計の分担について、約束書をかわす
やっぱり、契約書なんて大げさなことはちょっと・・と思う方、もっとカジュアルな「約束書」はいかがですか?
共働きのカップルは、家賃や光熱費、食費など共同でかかるものに、どちらがいくらずつ払うのか、決めておいた方がいいですね。
お財布は完全に一緒にするというなら、どちらがメインで家計を管理するか、こづかいや毎月の貯金額など、決めておかないと後で困ったことになりかねません。
妻が妊娠・出産で休職を余儀なくされた時の事も考えましょう。
夫のみの収入で暮らすのか、妻も貯金からいくらか出すのか、先に決めておいた方がお互いに心構えができますよ。
家事の分担は?
細かい事ですが、これも約束書にいれておくと良い事のひとつ。
共働きなのに、家事を自分だけに押し付けてくる!
結婚したら、妻がすべてやってくれると思ったのに、手伝えと言われる!
子育てで大変なのに、夫は家事を手伝ってくれない!
・・など、結婚してから「こんなはずじゃなかった」と言い出すカップルは多いのです。
家事分担について話し合う事は、お互いの結婚に対する幻想を洗い出す、良い機会になると思いますよ。
ハリウッド例—変わったプリナップ
最後に、ちょっと変わったプリナップをご紹介します。
ハリウッド・セレブのニコール・キッドマンは、元コカイン中毒のキース・アーバンと結婚する時、彼がまたドラッグに手を出さないか心配したのでしょうね。
ドラッグを使用しない限り、年64万ドルを彼に与えると約束したそうです。
それだけもらえるなら、ドラッグなんて喜んで辞める!?というわけで、双方ハッピーなケースですね。
お互いの利にかなう事であれば、ふたりだけの特別な契約(約束)を盛り込むのもいいですね。
幸せな結婚生活を送るために、ぜひ素敵なプリナップを作ってみてください。