離乳食を経てだんだんといろんなものを食べられるようになっていく子どもたち。
ところがその過程の中でママたちを悩ませてくるのが「好き嫌い」。
ちゃんとバランスよく栄養を取ってほしいのに…。
今回はそんな好き嫌いをなくしていく方法をご紹介します。
食事は楽しく★これが基本!
好き嫌いを始めるようになってしまった我が子…。
「どうして○○だけ残すの!?」「なんで○○しか食べないの!!」と思わず叱ってしまいそうになること、ありますよね。
ちゃんと子どものために栄養のことを考えてバランスよく作ったごはんなのに…。
でも、子どもたちにしてみれば叱られて食べるごはんほど美味しくないものはないはずです。
まずは多少の好き嫌いを始めても、所詮子どもは好き嫌いをするものなんだと割り切って気長に見守っていくくらいの心のゆとりを持ちましょう。
まんべんなくまぜまぜしてあげよう!
例えばふりかけごはん。
ふりかけがかかっているところだけ食べていませんか?
子どもに食べさせる前にきちんとまぜまぜしてから出してみましょう。
また、お魚や野菜が嫌いな子でも、細かく切ってごはんとまぜまぜすれば入っていると気付かず食べてくれるかもしれません。
初めは細かく切るのも面倒かもしれませんが徐々に大きさを戻していけばいつの間にか好き嫌いも直っていることでしょう!
また、マーガリンや蜂蜜をのせたパンなどの場合はまんべんなくのばしてから渡してみるといいかもしれませんね。
お手伝いをさせてみよう!
子どもの年齢、できることに合わせてお手伝いをしてもらいましょう。
お皿を運んでもらったり、冷蔵庫から食材を出してもらったり、お野菜を洗ってもらったり。
今まではごはんの時間に勝手に出てきているだけだったごはんが、お手伝いをすることで子どもの食への関心が大きくなってくるはずです。
例えば人参嫌いの子どもに人参を洗ってもらう、もっとできれば切ってもらう。
そうすることで「この人参は○○が自分で洗った(切った)んだよ!」と子どもの自信にもつながり、きっとパクパクと食べるようになるでしょう。
その時に「本当だ、○○お上手だね!」と褒めてあげると、子どもにもまたお手伝いしよう!という意志がわいてくるかもしれませんね。
親も好き嫌いをしないこと!
子どもは親を見て育っています。
親が好き嫌いをしてごはんを残していると、子どもも「あ、残していいんだ」となってくるでしょう。
ましてそこで子どもに好き嫌いするなと言ったところで、じゃあパパとママはいいの?と突っ込まれたらおしまいです。
好き嫌いがあるのは仕方ありませんが、だからといって残していいというものではありません。
それだったら是非大人が苦手なものを克服しようとしている姿を子どもに見せてあげてください。
「一緒に○○食べられるようになろうね!」なんて声掛けしてあげれば子どももきっと食べる努力をしてくれることでしょう。
なぜ食べたくないのか理由を聞こう!
子どもが好き嫌いをしたら、なぜ食べたくないのかをやさしく聞いてみてください。
見た目が嫌だったりにおいが嫌だったり、原因は様々あると思いますがそれさえわかってしまえばこちらも対処しやすくなるはずです。
においが嫌な食材をいくら頑張って見栄えよくこしらえたとしても子どもはきっと食べてくれません。
においが原因であるのなら、下味をつけたり香辛料を使ったりして食材そのもののにおいを感じさせないようにするなどの工夫をしてみればよいのです。
見た目が嫌なものについては上でも述べたように細かく切ってごはんや他の料理に混ぜ込んで出し、食べ終わってから「あのごはんに○○も入れてたんだけどちゃんと食べられたね!」とタネあかししてあげると子どもも自分がそれを食べられることをきっと実感してくれることでしょう。