結婚して数年後、自然妊娠が望めない事が発覚! 不妊治療について

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結婚して何年かしたら自然に子供ができる、と思っていますか?

最近はメディアでも「不妊治療」について取り上げるようになってきているので、少しずつは知られてきているかもしれませんん。

しかし、治療の大変さは当事者でなければなかなかわからないものです。



治療前の検査

「不妊治療」のために婦人科を受診すると、まずは卵巣、卵管や子宮に異常がないか、ホルモンバランスは乱れていないかなど調べるために、色々な検査を受けなければなりません。
採血、エコー検査はそれほど苦痛はないものの、卵管造影検査といって痛みを伴う辛い検査もあります。
検査後、異常がなければ次に治療方針を決めていきますが、もし病気が見つかった場合はまずその治療に専念することになり病気のレベルにもよりますが、数ヶ月から1年ほど「不妊治療」が遅れることになります。
「子供が欲しい」と思った時に、すぐに治療を開始できるとは限らないのです。

男性不妊

不妊の原因は、なにも女性ばかりではありません。
芸能人で「男性不妊」をカミングアウトされた方もいますが、まだまだ認知度は低いのではないでしょうか?

旦那さんにも検査を受けてもらうことはとても大切ですが、男性は意外とデリケートなので「念の為に調べておこうか」というようにやんわりと病院を受診してもらうようにしましょう。
仕事が忙しくなかなか時間の都合がつかない場合があっても、焦らずに優しくです!

不妊治療と仕事の両立

不妊治療の序盤はそれほど大変ではないですが、治療がステップアップして行くと受診回数が増えるのと、突然受診日が決まるのとで、仕事との調節が大変になっていきます。

治療法によっては毎日注射のために受診するとか、「また明日来て」なんてこともよくあります。
職場に「不妊治療」について伝えている場合といない場合とで状況は変わってくるかもしれませんが、どちらにしても、頻繁に休むことへの罪悪感は結構なストレスです。

経済面でも大変

「不妊治療」の段階にもよりますが、治療がステップアップして体外受精に進んだ場合、1回の診察ごとに数万円が飛んでいきます。
保険適応外なので、採血もエコー検査も何もかも10割負担!
病院によって治療費には差がありますが、体外受精1回に25万円〜50万円(それ以上かかる病院もあります)かかります。
国や地方自治体で不妊治療の助成制度はありますが、負担してもらえるのは多くて半分ほどです。
年齢制限や助成回数の制限もありますので、治療の回数が重なると家計の負担はかなりのものになります。

夫の協力が大切

「不妊治療」において、体力的にも精神的にも圧倒的に女性のほうが大変です。
治療を続けていてもなかなか妊娠に至らないと、焦りや不安で精神的にかなり辛い状態になります。
そんな中で、友人や知人の妊娠の報告があったりすると、「なぜ私は妊娠できないのか」とどんどん気持ちが落ちていってしまいます。
男性がその気持ちを完全に理解するのは難しいとは思いますが、「不妊治療」は2人で乗り越えるという気持ちで、奥さんを支えて欲しいと思います。

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