クラシックと言えばBGM、BGMと言えばクラシック。どんな場面にも馴染んで邪魔にならない、それでいて心を落ち着かせてくれたり明るい気持ちにさせてくれたりするクラシック音楽。
良いことだらけのクラシック音楽を、子供の勉強タイムに活用してみませんか?
集中力アップ、やる気が出る、ミスをなくす、眠気がふっとぶ…様々な効果が期待できる、「勉強用BGM クラシック」のオススメを選んでみました。画像の下のアドレスをクリックすると、youtubeで聴くことができます。
J. S. バッハ 「ゴルトベルク変奏曲」
その昔バッハの弟子が、不眠で悩む伯爵のためにこの曲を演奏したという逸話が残されているほど、この曲を聴くと不思議と心が静まり、イライラが無くなります。
集中して勉強に取り組ませたい時にぜひ流してみて。
ピアノで演奏されることが多い曲ですが、弦楽三重奏(ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ)、弦楽合奏版(弦楽オーケストラ)に編曲されたものもあります。それぞれ違った趣があるので、お好きなものを選んで下さいね。
A. ビバルディ 協奏曲集「調和の霊感」
「四季」でもよく知られている、バロック音楽の代表選手ビバルディ。この「調和の霊感」はバロック音楽の全てを網羅したようなバラエティに富み、斬新な和声も取り入れられた12曲の協奏曲集です。
この和声の美しさはまるで一枚の精巧なタペストリーのよう。規則性のある調和のとれたメロディーが、心理的な安定と深い思考をもたらしてくれます。これを流しながら勉強したらまさに「霊感」が得られそう!
W.A.モーツァルト「交響曲第41番 ジュピター」
「モーツァルト効果」などという言葉があるぐらい、モーツァルトの音楽は「頭脳の働きに良い」とされるさまざまなご利益があるようです。
この交響曲41番は、モーツァルト音楽の中でも特に気分を高揚させ、前向きな気持ちにさせる曲と言われています。どうにもやる気が出ない…子供がそんな様子の時は、この曲を流してみることをおすすめします♪
M. ラヴェル「ボレロ」
振付家モーリス・ベジャールのバレエで一躍有名になったラヴェルの「ボレロ」。一つの主題旋律が延々と反復され展開されていきます。余計な構成を全て取り払ったシンプルな構造ながら、繰り返し繰り返し何度でも聴きたくなる、ある意味で麻薬のような音楽。
漢字の書き取りや計算ドリルなど、ミスすることなく何度も反復することが必要な課題をさせる時は、これをエンドレス再生で流すことをおすすめします!集中力と持続力が驚異的に上がること間違いなし!
I. ストラヴィンスキー 「春の祭典」
勉強しなきゃいけないんだけど、眠い…だるい…めんどくさい…。
子供がそんな様子の時に思い切って大音響で流したいのが、この「春の祭典」。
複雑なリズムとポリフォニー、ありとあらゆる不協和音が鳴り響くこのバレエ音楽、初めは戸惑い不審に思うかもしれませんが、そのうち脳内にドーパミンが出始め体中をアドレナリンが駆け巡るような、不思議なエネルギーを感じることができますよ!
ただし、就寝前には聴かない方がよさそうです。眠れなくなってしまいますから!