あなたはもう受けた?大切な人を守るために。HIV検査のススメ

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HIVなんて自分には関係ない…そう思っていませんか?
先進国の中でHIV患者が増えているのは日本だけなんです。
もしかしたら知らず知らずのうちに感染していて、大切な人に移してしまった。
そんなことのないように、HIV検査をおすすめします。



HIVとAIDSの違いって?

HIVとAIDSは違うものです。
HIVは日本語で「ヒト免疫不全ウイルス」といいます。
これはAIDSの原因になるウイルスの名前で、病気に対する免疫力を低下させるウイルスです。
HIVウイルスによって免疫力が低下した結果、AIDSを発症してしまうのです。
(出典:エイズとHIVの違いをご存知ですか?
AIDSが発症するまでは、数年の潜伏期間があると言われています。
AIDSの発症とは、AIDS指標疾患23種類のうち1つを発症した時点のことを指します。
その23種類の内訳の一例を挙げると、
・カンジダ症
・カポジ肉腫(皮膚や口腔内、内臓にできる肉腫)
・HIV脳症(認知症的症状、精神障害など)
・肺炎
などです。
(出典:エイズ指標疾患23種 – STD研究所
HIVに感染すると、現在の医療では治療は難しいと言われています。

どうやって検査に行けばいい?

検査は産婦人科で有料でもできますが、保健所や区役所等では無料で行っています。
無料検査の場合、受付から検査終了まで番号で呼ばれるため、匿名で検査が受けられます。係りの人に名前を伝える必要はありません。
無料検査の場合、その日のうちに結果が分かる即日検査が一般的です。
採血量は約5ccほどです。約1時間後に結果が分かり、陰性(HIVに感染していない)の場合そこで検査は終了です。

注射が苦手で…。

採血は5ccほどなので、すぐ終わります。
また、針も献血のように太くありません。ほとんど痛みはないです。
(献血の針は穴が1mmほどあります)
健康診断で行う採血と同じですので、そんなに心配することはありません。
無料検査でもベテラン看護師さんが採血してくれることが多いので、リラックスして受けましょう。

偽陽性って??

即日検査では100人に1人の割合で、本当はHIVに感染していないのに陽性と判定されてしまう偽陽性という結果が出ることがあります。
その場合は再検査となります。再び採血を行い、専門の業者(微生物研究所など)に血が送られます。再検査から約1週間後に結果が分かりますので、指定された場所に行きましょう。
ちなみにこの偽陽性という判定は意外と出るそうなので、即日検査で陽性と結果が出ても慌てず落ち着きましょう。
陰性と判定された場合は100%陰性ですので、安心してください。

カップルで受ける人も多い、HIV検査

区役所などが主催する無料検査に行くと、カップルで来ている人も多いです。
二人で一緒に検査するのが一番安心ですよね。
パートナーには提案しづらいですが、「あなたが大事だから」ということを伝えて、検査に誘ってみましょう。

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