もしかして小児がんかも?!こんな症状があったら掛かり付けの医師に相談を!

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がんと聞くと大人でもとっても怖い病気の1つですよね。がんは、ご存じの通り年齢が若いほど進行も早く転移の心配もあるので早期発見・早期治療が望まれます。
しかし、がんの恐ろしいのは初期の状態での発見が難しいところ。
小児がんが見つかった時には身体のほとんどががんに侵されているという話はよく聞きます。
ここではそんな小児がんを早期に発見出来る方法や小児がんについてまとめてみました。

小児がんとは?

小児がんとは15歳未満の子供に発症するがんをまとめて【小児がん】と呼ばれています。
小児がんは大人のがんと違うのは、現在日本人の多く患っているがんの種類は胃がんと肺がんが多いのに対して小児がんに胃がんと肺がんはほぼ見られないことです。
小児がんでは、白血病・脳腫瘍・骨髄腫瘍・悪性リンパ腫などあげられますが中でも白血病が全体の4割をしめていて小児がんの中では最も多いです。

白血病・悪性リンパ腫の疑い

鼻血やケガをして出血が止まらなかったり貧血気味だったりする症状が見られる場合【白血病】が疑われます。
血液細胞に異常が出る為に健康な白血球が減り身体にあらゆる症状が出ます。

リンパ節(顎の下・耳の後ろ・首のまわり・足の付け根)に腫れがある場合【悪性リンパ腫】が疑われます。
痛みがそれ程ないのと、違和感があっても子供がなかなか説明しにくい事もあるので日々触って腫れてないか確認するのはとても大切です。

脳腫瘍の疑い

頭痛による嘔吐があることや頭痛が日増しにひどくなるのも要注意です。
脳腫瘍が大きくなることで周囲の脳の組織を圧迫し頭痛が酷くなる他に手足のしびれ・視力の低下・言語障害などの症状がみられることがあります。
脳腫瘍の代表的な症状は
・頭痛
・嘔吐
・吐き気

上記3つの症状に加え手足のしびれや言語障害などがみられた場合には医師に相談してみてください。

しこりや関節の痛み

小児がんの初期症状として関節の痛みがあらわれる事が多くあるようです。酷いと夜も寝れないくらいに痛いそうです。
寝れない程の痛みだとさすがに親もすぐに気付きますがそうなる前の段階だと、成長痛だと思ってしまったりそもそも子供が説明出来ずに親に伝えない事も多くあるそうです。
痛みが続く場合には、病院で診てもらうと安心ですよ。

しこりを見つけた場合、良性ならまず本人に痛みは感じてないはずです。痛みの有無を聞いてみましょう。
また悪性腫瘍の場合は触っても動かず良性の場合は動くので、この特徴を覚えておくと良いですよ。

小児がんは何科に行けば良いの?

ちょっと小児がんが疑わしいと感じたり不安になった場合には、ひとまず掛かり付けの小児科に行きましょう。
必要であれば専門医を紹介してもらえると思います。
最初から大きな大学病院などの小児科に掛かっているのはおすすめですが大学病院や総合病院は初診料が高いので普段の掛かりつけ医で紹介状を書いてもらう事が一番良いと思います。

小児がんは進行も早い病気ですが、抗がん剤による抵抗も強いのでがんを早期発見・早期治療した子供の治癒率は80%ほどととても高い確率で治癒することが分かっています。
早くに異変に気付いてあげる為にも日々の観察はしっかりしてあげてくださいね。

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