お正月に食べられる赤ちゃん向けおせち離乳食

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赤ちゃんがうまれて、初めての正月。寒い冬まっただなかですが、元気に過ごしたいものです。パパもしくはママの実家に、里帰りや、初孫に会いに都会に出てくる、じいちゃん、ばあちゃんもいらっしゃるかもしれませんね。ご実家に帰れば、おせち料理が準備されているかも。

ゆっくりと年末年始を過ごし、赤ちゃんや小さなお子さんの体調もみながら、楽しい思い出に残るお正月にしてくださいね。

黒豆

まずは、おせちの代表「黒豆」。
もともとは、「まめに働く」など縁起ものですが、元来、丈夫・健康の意味でした。
やわらかい黒豆は、赤ちゃんも大好物。でも家で作るのは、しっかりとふやかしても難しい。水あめの量も難しい。
買うと高いのですが、縁起ものとして、乾物屋さんで予約してでも食べさせたい、おせちの代表ですね。

こぶ巻き

海草はヘルシーで、ミネラルたっぷり。たんぱく質をはじめ、カロリーゼロなので栄養豊富とはいいませんが、体の調子を整える大切な栄養元です。
さて、おせちには定番の「こぶ巻き」。昆布は、もちろん「喜ぶ」の言葉とのかけあわせです。
分厚い、日高昆布や利尻昆布をしっかりと戻して、だしにつけて煮込むと本当においしい。
昆布で健康長寿を願いつつ、体にも良い昆布巻き。ニシンを巻いて煮込んでもおいしいですよ。
もちろん赤ちゃんの歯のない歯ぐきで潰せるから大丈夫です。

栗きんとん

黄金(こがね)をイメージする、栗きんとん。
おせちのなかでも、ひときわ甘く、おいしい食材のひとつですね。
じつは栗は、ヨーロッパでは神聖な食べ物のひとつであると同時に、栗からのオイルは非常に貴重で高価なもの。でも低脂肪酸で、とっても香りもよく、おいしくて、くるみの油と同じく、フランス料理にはなくはならない素材です。
さて、おせちの栗きんとんは甘すぎ! 確かに甘露煮を加工したものですから甘いのは当然ですが、できれば、自宅でつくってみましょう。
たっぷりの湯で茹でるところから始めると楽しいですよ。生の栗はかびやすいので注意しつつ…

エビ

ほかものまだまだ、おせちには、縁起ものがたくさん入っています。
腰が曲がっても元気なようにと、エビや、金銀の財宝を意味する伊達巻に金襴卵、子孫繁栄の数の子に、五穀豊穣をねがっての小魚「たつくり(田作り)」。
赤ちゃんや小さなお子さんには固かったり、アレルギーの心配があったりと、なかなか敷居が高いのですが、そのなかでも、エビは、塩焼きでも、むき身でも、比較的手軽に食べられるアイテムですね。
ただし主にはカニですが、甲殻類アレルギーにも注意しつつ … エビを召し上がってくださいね。

手づくりでなくても、保存料の入っていないものを

いかがでしたか。おいしいおせち料理。写真をもたくさんとって、初めてのお正月の記念を残しましょう。
もともと、おせち料理は、日ごろから家事に育児にと疲れているママ・妻をいたわるため、正月くらいはゆっくりと過ごせるようにと、保存のきく、つくり置きの料理でした。
いまは、豪華な「おせち」が通販や、百貨店で売られていて、作るよりも“買う”が主流。予約販売だったり、年末から食べかけたりと、豪華な料理の一つとしてなじんでしまいました。
小さな子供や赤ちゃんにも優しい食材もたくさん。保存料の入っていない、29日か30日に引き取るような「おせち」で正月をゆっくり楽しんでみませんか。

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