三つ子の魂百まで・生まれてから3歳までが大事??

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筆者が第一子を出産し、子育てしている時、父親から「三つ子の魂百までだから、しっかり育児頑張れよ」と言われたことがありました。そもそも「三つ子の魂百まで」って何なんでしょう?その意味や子供への接し方などご紹介したいと思います。

三つ子の魂百までとは?

三つ子の魂百までとは日本で古くから伝わる諺で、3歳頃までに受けた教育によって形成された性格や性質は100歳になっても根底は変わらないという意味です。
はたしてそうなのでしょうか?
筆者は2人の子供がいます。上の子供は現在7歳ですが、その性格や性質は3歳ごろからあまり大きく変化はしていないような気がします。
その長所は大きく伸ばし、短所は長所で補いながら、なるべくなくすように子育てしているつもりです。

なぜ3歳までが大切??

人間の成長の中でうまれてから3年間がいちばん急成長する時期です。まだ、一人で立つこともできなかった赤ちゃんが、3歳にはるまでに言葉を理解し会話が出来るようになり自我が出てきます。
脳の80パーセントはすでに形成されるとか??
言葉や知能だけでなく、感情でも豊かになれるようにサポートできたら良いですよね。
ではどのように接したら良いのでしょうか?

子供の自我を大切にする

子供が一生懸命何かに取り組んでいている時に、親が先回りをしてしまうと子供の自発性を育む機会を失うことになります。そして達成感を味わうことも出来ませんね。なるべく自由に遊べる空間を与え、積極性や意欲を育みましょう。
また、そのような気持ちが自然と起きるよう、空腹を満たしてあげたり、安心感が欲しくて抱っこして欲しい時は、抱きしめてあげたり、まだ赤ちゃんでオムツを変えている時期なら、きちんとお尻をきれいにしてあげたりサポートすることも大切です。

ふれあいを大切にする

赤ちゃん用のテレビ、とても面白いですし、見せていると家事もはかどりますし、楽ですよね。テレビを見せることは悪いことではないと思います。一緒に見て、そのあとにそのテレビで流れていた歌を歌ったり、踊りを踊ったりするのは親子のふれあいにもなりますよね。でも、テレビばっかり見せて、テレビに子守をさせるのは赤ちゃんの発達を阻んでしまうかもしれませんね。
また、社会性やコミュニケーション能力は、実際に社会の中で生まれるので、公園で近所のおじいちゃんやおばあちゃん、さまざまな年代の子供たちと触れ合う機会によって育まれていきます。家族とのふれあいは勿論大切ですが、積極的に外に出ていきましょう。児童館の子育てサロンなども良いですね。

親の愛情

3歳までの子供の脳の発達は著しく、この時期に周囲からの愛情に包まれて育つことが大切です。
筆者の母親はよく「愛情いっぱいに育ったら、愛情いっぱいの子供に育つ」と話していました。家族や周囲の様々な愛情に触れられることによって、愛情ということが身につくのならとても良いですね。
でも、愛情と甘やかすは違います。
間違っていることは、全力で間違っていると伝え、危険なことは、全力で危険だと伝えつることももちろん大切です。叱ることも愛情ですね。
何をするにもその裏に「愛情」を大切に、一番大変で大切な時期を過ごしましょうね。

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