10か月から1歳までの赤ちゃんの心と体の発達

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このころの赤ちゃんは、好奇心の赴くままに、ひたすら動き回りいたずらをすることを覚えます。ハイハイからつかまり立ちも出来るようになり、早い子では歩き始める赤ちゃんもいるでしょう。

しかし、遅い子では一歳半くらいになってやっと歩き出す子もいるので、焦らないで見守ってあげて下さい。

ハイハイからつかまり立ち、伝い歩きなどが出来るようになる

この時期の赤ちゃんは、ハイハイがかなり上手に出来るようになって来ます。
更に、つかまり立ち、伝い歩きに進んで、歩くための基礎を作っていきます。
手や指もより細かな操作が出来るように発達していくでしょう。
なので、赤ちゃんの行動範囲は広がり、自分の好奇心の赴くままに、あっちやこっちのおもちゃ、そして机の引き出しを自由に開けたり出来るようになるので、危険なものを入れておかないように気を付けましょう。
また、つかまり立ちを始めると、机の上の物に興味を示して、背伸びして取りたがるので、怪我には充分に気を付けて下さい。

赤ちゃんは日々成長している

赤ちゃんは、自由に動かせるようになった手で色んなものをいじったり、何度も何度もおもちゃを床に落としたり、大人には同じ動作をしているように見えても、そうした様々なことを試して、物の性質を知っていくのです。
そうした試行錯誤の末、赤ちゃんは、おもちゃが自分とは違う「物」であることを理解していきます。
成長した赤ちゃんが、おもちゃを口に運ばなくなるのは理解が始まってきた証拠であり、段々とその物の特性に合わせて、適切に使えるようになっていきます。

色んな物を区別できるようになる

物があるのが分かるのと同時に、このころから赤ちゃんは、自分とママの存在も2つの異なるものなのだと、漠然と分かり始めていきます。
つまり色んな物を区別できるように、発達し始めているのです。
そういう意識の芽生えは言葉の発達とも関係しているようです。
なので、このころから意味を持った一語だけの言葉「まんま」「ワンワン」が言えるようになっていきます。

お気に入りのぬいぐるみやタオルなどを離さない

1歳から4,5歳くらいまでの子供の特徴として、ぬいぐるみやタオル、ガーゼなどやわらかくて肌触りがいい、その子にとって他の物には代えられないお気に入りの物を、いつも抱えるようになる時期があります。
汚れたから洗濯しようとママが言っても、なかなか手離してはくれなくて困ってしまうでしょう。
出掛けるときも眠る時も、特に寂しかったり悲しかったりした時には、それがそばにあると落ち着けるようです。
これは、子供の心の支えになっているので、無理に取り上げたりしないように気をつけましょう。

ママやパパがいるから赤ちゃんは安心していられる

どんなに悪戯しても、こわいことが起こっても最終的には守ってくれるご両親がいてくれる、それが赤ちゃんの安心感になっています。
ママから見たら、あちこち活発に動き回る我が子がたくましく目に写っているかもしれないですが、本当はこわくて、不安で仕方がないのです。
危ないことも、たくさんしたがる我が子に、ハラハラドキドキしっぱなしだとは思いますがちょっと転びそうになると支えてあげて、そのうえ危ないことは全部禁止などという過保護なママにはならないように、気をつけて見守ってあげて下さい。

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