子どもが赤ちゃん返りをする原因は色々ありますが、一番の原因は妹や弟が出来て、自立を促される時期に多いと言われます。子どもを取り巻く環境の変化が原因の場合が多いようですが、今まで出来ていたことを出来ないと言って甘えて来たり、ママに対して自身をアピールするような行動が顕著になります。
赤ちゃん返り
上の子どもの赤ちゃん返りは、ママにとっては悩みの種だと思います。
それでなくても、赤ちゃんのお世話で大変な時期なので、尚更イライラが募る場合もあるでしょう。
しかし、子どもの立場になってみれば、無理もない事なのです。
今までは、ご両親や周りの愛情を一身に受けていたのに、赤ちゃんが家にやって来た途端に、ママは赤ちゃんにかかりきりになってしまうのですから。
子どもからのSOSを見逃さないで
子どもは、赤ちゃんにママを取られてしまったような複雑な気持ちになっているのです。
だから、自分もママに甘えたい、こっちを向いてほしい。
そんな理由から、赤ちゃん返りを引き起こしてしまいます。
しかし、中にはママと一緒に赤ちゃんのお世話をしたり、赤ちゃん返りとは無縁の子どももいます。特に年が離れている場合には、そういうケースが多いようです。
しかし、家の場合もそうでしたが、ただ我慢しているだけで下の子への嫉妬の気持ちは、年の差に関係なく多少はあるようなので、気をつけてあげたいですね。
赤ちゃん返りの対処法
大切なことは、上の子どもの赤ちゃん返りを、ママが面倒くさいとか迷惑だとか思わない事なのではないかと思います。
子どもにしてみたら、赤ちゃん返りは「甘えさせてほしい。」と言う精一杯のSOSなのです。なので、もしそのまま無視をしたり、やみくもに怒ってしまったりすれば、上の子どもの不満や不安が大きくなるだけです。
だから、パパや周りの人の協力を得ながら、出来る限り子どもの気持ちに応えてあげることが大事だと思います。
赤ちゃん返りをしている子どもに言ってはいけない言葉
上の子は下の子が産まれたことによって、年齢以上に幼い気分になっています。
だから、「お兄ちゃん(お姉ちゃん)なんだからがまんしなさい。」とか「お兄ちゃん(お姉ちゃん)なのに、駄目ね。」などと言う言葉は絶対に口にしないようにしましょう。
逆効果になってしまいます。
時間が許せば、上の子の気が済むまで赤ちゃんとして扱ってあげて構わないと思います。
めいっぱい甘えさせることが解決策
赤ちゃん返りの特徴として、親のいない所で下の子をいじめるということがありますが、これも嫉妬によるものという事が明らかだと思います。
上の子は自分は、可愛がってもらえていない、ママに可愛がってほしいと言う気持ちを表現しているので、やはり親として十分に甘えさせ可愛がってあげることが、一番の解決策ではないでしょうか。
いずれにしてもママが、上の子どもの事も同じように大好きだという事を言葉や態度で伝えていけば、徐々におさまっていくものだと思います。