不妊で悩んでいる時の周囲との関わり方で気を付けたい事

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子供が欲しいのになかなか出来ない……これは子供を希望する方がぶつかるとても大きな壁です。

周りの友人や知人、家族にすら悩みを打ち明けられない時もあって、1人で苦しみを抱えなければならないこともあります。

もし不妊である事をカミングアウトした場合でも、自分の対応ひとつで周りの人との人間関係がこじれてしまうケースもよくあります。

出来ればそういったトラブルは避けたいですよね。

今回は不妊で悩んでいる方が気を付けたい、周りとの関わり方についてまとめてみました。



はじめに:「不妊」は誰にでも起こり得る

晩婚化・晩産化により不妊に悩む夫婦は今や6.7組に1組という割合なんだそう。
つまり100組の夫婦がいればおよそ16組は不妊に悩んでいるという事になります。

「周りの人はすぐに子供を産んでいるのにどうして私だけ……」

と悲壮感を抱いてしまいがちな不妊の悩み。
ですが同じように悩んでいる方は案外多くいるのです。

既にお子さんをお持ちの周りの方も、実は不妊治療を受けていたかもしれません。
それだけ、昔に比べて妊娠しづらい時代になっているのは確かなのです。

あまり「悲劇の主人公」のように思いつめないで下さいね。

「子供はまだ?」という言葉は聞き流す

結婚したカップルが必ず浴びせられる言葉が「子供はまだ?」。
プレッシャーにも感じますし、余計なお世話!とも思ってしまいますよね。

ですが不妊に悩む方にとってその言葉はとっても鋭いナイフのように刺さります。
心がとても傷ついて、泣きそうになるかもしれません。

もし義理の家族・職場・親戚の集まりなどでそう言われても、まずはグッとこらえましょう。
中高年世代は悪気なしに冗談のようにそういった催促を口にしてしまうもの。
ここで真に受けて「欲しいけど出来ないんです!傷つくことを言わないで下さい!」と本気で反論したら、相手も気まずい思いをしてしまいます。

その場は作り笑顔で受け流し、家や誰もいない所で思いっきり泣きましょう。
傷ついた気持ちをパートナーに聞いてもらうのもいいですね。

もし何度も言われるようならそこは真剣に止めてもらうようお願いしましょう。
「そういう事を言われるのは不快です」「子供の催促は控えて頂けないでしょうか」とひとこと伝えておくだけでもだいぶ変わってきますよ。

子供のいる友人との付き合い方(お誘い編)

同じ時期に結婚したのに、周りはどんどん子供を産んで自分はまだ……、という状況におかれると、嫉妬や焦りなどでどんどんモヤモヤした気持ちを抱えてしまいがちです。

子供が出来ると話題もそっち方面になってしまい、不妊で悩んでいる方にとってはその場にいる事も辛い時がありますよね。

ですがここで「子供のいない私にも気を遣ってよ!」と言葉や態度に出してしまうのは「不妊様」になりかねません。
今後も上手く付き合っていきたい場合は、まずは少しずつ、そっと距離をおくことをオススメします。

突然すべての誘いを断ると、相手も疑問に思ったりこじれてしまう原因にもなります。
3,4回に1度は誘いを受けるようにし、それ以外は仕事や習い事、用事があると理由を伝えて少し距離をおきましょう。

何となく察してくれるご友人なら、あなたに合わせた付き合い方をしてくれるかもしれません。

子供のいる友人との付き合い方(メール・年賀状編)

子供が生まれると、写真を添付してメールで送ってくる方もいます。
相手は、「可愛い我が子を皆にも見て欲しい!」という気持ちで送っているのですが、悩んでいる方にとってはどうしても素直に受け止められない時ってありますよね。

そんな時はお誘い編同様、全てのメールに返信をしないのが一番。

いちいち返信していたら、送り主にとっては「子供を褒めてくれる(気分良くさせてくれる)相手」と認識され、毎回送られてきてしまう可能性もあります。
数通に1度だけ「可愛いね・大きくなったね・あなたそっくりだね」などと返すようにしておきましょう。

画像を見るのも辛い、という時はそっと削除ボタンを。
ストレスは不妊の大敵です。
気持ちがザワザワするようなものを少しずつ遠ざけましょう。

年賀状も同様です。
子供のみの写真・子供の事しか書かれていない年賀状を送ってくるご友人もいるかもしれません。
それもまた友人の近況なんだ、と割り切るようにしましょう。
子供のみの写真が辛い場合は、それとなく「あなたとどれぐらい似てるか見たいから、来年は家族写真だと嬉しいな」と伝えてみるのもオススメです。

距離を置きすぎない、さっぱりした関係がベスト

「不妊」である事を理由にバリアを張って疎遠にしすぎるのはとてももったいないです。
一度こじれた人間関係は、よほどのことが無ければ元通りにするのに時間がかかります。

もしこの先、無事赤ちゃんを授かる事が出来た時、周りに気持ち良くお祝いしてもらう為にも、適度な距離感で付き合いをしていくことが大切です。

不妊で悩んでいた時に「子供を見るのが辛い」とさっぱり疎遠になっていたのに、子供が出来た途端また友人に連絡を取ったら、相手はどう思うでしょうか?
「虫が良すぎる」と思われてしまう可能性だってありますよね。
「もしかして、お祝い狙い?」と怪しむ人もいるかもしれません。

不妊で悩んでいる事をカミングアウトした後でも、さっぱりと前向きな気持ちを持てる距離感で付き合えるといいですね。

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