1歳の自閉症の子とそうでない子の違い

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言葉の遅れなどの不安から検診時などに相談をしてもなかなかはっきりとした診断や療育の指導をしてくれず様子見しましょうと言われてしまったりしたママはいませんか?言葉などの発達は早い子もいれば遅い子もいるのでちょっと疑わしい点があっても3歳くらいまではなかなかはっきりとした診断は出してくれません。ここでは1歳児の子の特徴と1歳児の自閉症の子の特徴をいくつかあげてみました。当てはまるからと言って確実に自閉症とは限らないので、参考程度にご覧ください。

自閉症って?

【自閉症】と言う言葉はみなさんご存知の方も多いと思いますが実際どのような病気かと言うと、言葉や認識等の面で発達の遅れがみられる障がいで育て方や環境はこの病気には全く関係なく脳の特性によっておこる先天性の障がいで生涯にわたり続くもので完治はしません。なので自閉症と診断されて自分の育て方が悪かったとか環境が悪かったのでは?等で悩んでるママがいたらそうでは無いですからご自分を責めたりはしないで下さいね。

1歳から1歳半くらいの子の特徴

☆コミュニケーションを取りはじめる。少しずつ言葉を理解し始めてくる時期なので『ボールを持ってきて』とお願いすると持ってきてくれたりするようになります。この言葉の理解度は個人差が大きくあるので、現時点で出来なくてもまだ問題ないかと思いますがどの程度認識しているのか?色々と話てみたりするのは良い事かもしれないですね。☆構って欲しがる。他の子と積極的に遊ぼうとするよりはママに遊んで欲しいとか構って欲しいと言う感情が出てきます。自分に注目して欲しくて奇声をあげてしまう子もいるようです。☆喜怒哀楽がはっきりしてくる。楽しければ笑ったり気に入らなければ怒って泣いたりと喜怒哀楽がはっきりしてきます。

1歳頃の自閉症の子の特徴

☆1人で遊ぶことが好き。ママに対しても遊んで欲しいとか構って欲しいと言う要求がなく一見すると育てやすい子なのですが少し注意は必要です。☆誰とも目を合わせようとしない。呼んでも目を合わさなかったり外に出たら落ち着きがなく歩き回る。☆クレーン現象。取って欲しいもの取りたいもの等を言葉で言わず人の手を掴み取って欲しいものの所まで連れて行き取らせようとする。☆こだわりが強い。食べ物や遊びや勉強あらゆるものにこだわりが強く好きな物と苦手な物の差があり過ぎる。

親が気をつけること

☆好きな物得意なことは十分に褒めてあげる。☆苦手な物は無理強いをしない。☆得意なことや好きな物に対して共感を示す。☆コミュニケーションやスキンシップはたくさんしてあげる。これらを気をつけてしてあげれば発達を少しでも向上出来る可能性は十分あります。親に対しての要求が少ないことからママやパパでも人は嫌いなんじゃないか?と思ってしまいがちですが、普通の子と同じでパパやママのことは大好きです。

まとめ

医師からはっきりとした診断が出されていなくても少しおかしいな?と感じたら早めに療育を行うことはとても大事です。また診断が出されないと療育や助成を受けられないと思っているママが数多くいるそうですが、助成も受けられますし療育も受けられます。診断が出ていない場合に療育を希望するときはお近くの療育施設などに相談してみましょう。療育と聞くと、ちょっと行くことを躊躇してしまいがちですが早期に対応することで子供の可能性を伸ばしてあげるきっかけに繋がると思うので少しおかしいかな?と思ったり不安な部分があったらまずは専門の機関に相談してみてはいかがですか?

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