子どもの兄弟喧嘩の親の正しい対応とは?

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毎日のように起こる兄弟喧嘩。時には一日に何度も起ることもあるので、親にとって悩みの種ですよね。

そんな時親がとるべき正しい対応とは・・・?兄と弟に限らず、姉妹、姉弟、兄妹など、全ての組み合わせに当てはまる内容なのでぜひ目を通してみてください。

① 上の子ばかりを責めない・叱らない

ついつい上の子に対して「お兄ちゃんでしょ!」「お姉ちゃんなんだから」と言ってしまいがちですが、必ずしも上の子が悪いとは限りませんよね。
上の子は、「なんでいつも自分ばかり…」といじけてしまったり、傷ついてしまったり、逆に下の子は上の子を尊重しないようになってしまうことも…。そうなってしまうと、上の子は下の子が可愛く見えずに、いじめるようになり、下の子は大げさに大人に言いつけるようなクセが出来てしまう可能性もあります。

② 時には見守ることも大事

子ども同士の喧嘩に毎回親が入ると、子供たちも「親がいつか止めてくれるだろう」と思ってしまいます。
自分たちで解決させるためにも、温かい目で見てみるのもたまにはいいかもしれません。
特に男の子の喧嘩は体を使った激しいものなので驚くこともあるかもしれませんが、ある程度なら目をつむってあげてください。
確かに殴り合いをすることはよくないですが、少し様子を見て本当に危ないと思ったら仲裁に入ってみてはいかがでしょうか。

③ お互いの言い分をしっかり聞く

子どもの話を聞かずに、一方的に「やめなさい!」と叱りつけるのはよくありません。
とにかくそれぞれの言い分をしっかり聞いてあげる。そして、その言い分に対して共感してあげる事が大切です。あくまでも自分たちで解決ができるようにするために、ママが間に入ってお互いの気持ちの伝達役をしてあてください。

④ ルールを決める

喧嘩自体をさせないということはおそらく難しいので、喧嘩をしたときにしたらダメなことをルールとして決めておくといいと思います。
ルールは、親が勝手に決めるよりも、兄弟交えてみんなで話し合って決めると、子ども達も「ルールを守ろう!」と思う気持ちが強くなります。

最後に。。。

兄弟喧嘩は必ずしも悪いことではありません。一見バカバカしくて、うるさいだけの喧嘩にも見えますが、子供たちはその時その時で多くのことを学んでいるのだと思います。
兄弟喧嘩を経験していくうちに、相手の痛みが分かるようになったり、どこで折り合いをつけていくべきか判断する力が自然と身についていくものです。
全て子ども任せではなく、また、全てのことに親が口を挟むのでもなく、
ここぞ!と云う時に手を差し伸べて、助け舟になってあげる事が大切なのではないかと思います。

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兄弟喧嘩の時に親がとるべき対応について紹介しました。
兄弟喧嘩は決して悪いことばかりではなく、むしろ、学ぶことが沢山あると思います。
喧嘩を経て、本当に仲のいい兄弟・姉妹になってくれたらいいですね。

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