妊婦さんの戌の日参りで押さえておきたいポイント5選

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日本では、妊娠5ヶ月目に入った最初の戌の日に、妊婦さんが腹帯を巻いて安産祈願をする風習があります。

戌の日にお参りをすることは知っているけれど、具体的にはどうすればいいかわからない方が多いのではないでしょうか。

最低限抑えておけば大丈夫な知識をご紹介します。



お参りに行く神社を決める

まずはお参りに行く神社を決めましょう。

一番有名なのは、東京日本橋にある水天宮です。
子安神社や八幡宮なども人気がありますね。
家の近所に安産祈願で有名な神社がなくても大丈夫。
たいていの神社でお参りを受け付けているはずですので、問い合わせてみてください。

また、一般的に戌の日は神社にお参りするものと思われていますが、お寺でも問題ありません。
有名なお寺が近くにありましたら、ぜひそちらにお参りしてください。

予約がいるのか確認しておく

安産祈願のご祈祷をどんな形で行っているのかは、神社によりそれぞれです。
事前の予約が必要なこともあれば、毎日○時に受付に来てくれればOKというところもあります。
直接問い合わせるか、HPで確認しておきましょう。

戌の日・大安・日曜日という条件がそろう日などは大変混雑します。
予約が殺到することが予想されますので、早めにスケジュールを決めておきましょう。

初穂料を用意しておく

神社にお参りする際に支払う料金を初穂料(はつほりょう)と言います。
事前にお金をのし袋に入れ、表書きも書いて持参しましょう。
当日お財布から出して支払うのはNGですよ!

初穂料の相場は五千円から一万円です。
神社によっては、安産祈願はいくらと金額が決まっているところもあります。
予約を入れる際に確認しておくとスムーズですよ。

腹帯を用意する

昔は戌の日に巻く腹帯はお嫁さんの実家から贈られることが多かったのですが、最近はそういった慣習はなくなってきているようです。

昔から使われているのは『岩田帯』と言って、いわゆるさらしタイプの帯です。
現在はさまざまな種類の腹帯が販売されていますので、好きなものを購入するといいでしょう。

腹帯に祈祷をしてもらいたい場合は、安産祈願の際に神社に持参します。
また、神社によっては腹帯を販売しているところもありますので、神社で購入するのもいいですね。
場合によっては神社で購入したものしか祈祷してもらえない可能性がありますので注意しましょう。

体調を最優先する

妊娠5ヶ月目というと、まだまだつわりが続いている方もいる時期です。
『初めての戌の日だから』と無理してお参りに行く必要はありません。

体調が悪い場合は夫や親など代理人にお参りに行ってもらえばOK。
もしくは、体調がよくなってから改めてお参りに行きましょう。

5ヶ月目に入って最初の戌の日に絶対お参りしなければならない!というわけではありません。
妊婦さんの体調を第一に考えてくださいね。

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