子供が熱性けいれんを起こした時の対処方法

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女の子は育てやすい!病気しにくい!って周囲から言われてなんとなくそうなんだと思ってました。我が娘もほとんど風邪も引かず熱も出した事ない。病院へは予防接種の時ぐらいしか行った事がなかった。そして2歳のお誕生日前に熱を出した時にけいれんを起こしたんです!まさか自分が体験するとは・・・

たんなる風邪かなって思ってました

病気知らずと思ってました。周囲から「女の子は強いから育てやすいよ!」と言われ、漠然と「そうなんだ」と思ってました。
確かに、我が娘も予防接種の時ぐらいしか病院に行った事がなかったので、尚更、そうなんだと思ってたんです。
娘が1歳11ヶ月の時に初めて熱を出した時も、あわてず普通に病院へ行きました。たんなる風邪だろうと。熱が出るのは、体が風邪ウイルスと闘ってるからなんだとか思いながら。その時点では娘の体温は37.8度。子供は体温高めだけど、やはり熱があるし薬でももらっておこうと待合室で待ってました。

初めてのけいれん

名前を呼ばれて診察室に入り、先生に症状を伝えてるその最中に私の腕の中で娘がけいれんし出した・・・最初は何が起こったのかわからない状態。
ぶるぶるからがくがくし全身を突っ張った状態になり白眼をむき、顔色がどんどん紫色になっていく・・・死んでしまうんじゃないかと思いました。
必死で抱きかかえようとする私に先生は、「落ち着いて!無理に抑えつけたらだめ。刺激を与えず、横向きに!」と指示される。
落ち着いてなんかいられない!「先生、助けて!死んじゃう!」って叫んだような気がします。
その後、娘は意識を失って眠りに。いびきをかいて寝るぐらいの深い眠りに入りました。
けいれんが起こってから意識を失うまでだいたい1分弱・・・あっという間のでも長い1分間でした。

熱性けいれんとは

先生から説明された内容です。
生後6ヶ月から5歳ごろまで、とくに1歳代の小児が発熱時(38℃以上)に引き起こすけいれんです。
小児期のけいれんのなかで最も多いもので、日本では小児の約7%は熱性けいれんを経験するそうです。
原因は不明で、遺伝(両親が小児期に熱性けいれんを起こした事がある)もあるかもと言われました。・・・私が小さい頃にひきつけを起こした事があるので、少しは遺伝かな。
けいれんは通常数分間で止まり、決して危険なものではありません。しかし、まれに15分以上持続する場合や1日に2回以上繰り返す場合は注意が必要!
熱性けいれんのほとんどは生涯を通じて1回のみのことが多いがまれに数回起こす事もある。

2回目のけいれん

先生の説明を受けて、生涯に1回なんだ!じゃ、もう大丈夫かなって思ってました。
意識を失ってダイアップという座薬を投入してもらい眠る事約1時間。目覚めるのを待つ。
目覚めたら、再度診察してもらい帰宅。1回目のダイアップを入れてから8時間後に再度ダイアップを投入すればけいれんを起こす事はないと言われちょっとホッとしながら自宅で安静に・・・2回目のダイアップを入れ、熱も37度に下がり、娘も元気になって遊び出す。
夏場だったので汗だくになってる娘・・・熱も下がって遊んでるし、シャワーぐらいで汗を流そうと思いお風呂場に。
シャワーを浴びせてる時にまさかのけいれん!
え!?なんで?生涯に1回じゃないの?薬入れたのになぜ?って一瞬にして色んな疑問が頭に浮かびました。
幸いにも1回目のけいれんから1日もたたない間というのが良かったのかも、先生の対処を思い出して落ち着いて(たぶん落ち着いてたと思うぐらいですが)娘を横向きにしてけいれんが治まるのを待ちました。この時は20秒で終わり、また眠りに入る娘をベッドに運びました。

熱性けいれん持ち

その数日後、また熱を出して病院へ向かう車の中でけいれんを起こしました。
その時の記憶があいまいですが、車をぶっ飛ばして行ったような気がします。
落ち着いてから先生に「車の中で起こした場合は、安全な所に止めて、チャイルドシートから出して横にしてあげてね」と言われました。
その後も熱を出す度にけいれんを起こし「熱性けいれん持ち」と自覚するようになりました。
熱性けいれんのほとんどは生涯を通じて1回のみのことが多いのですが、再発することも30%程度みられ、3回以上繰り返しみられることも10%前後あるようなので、我が娘はこの10%に入ってるとみなしました。

名前ぐらいは聞いた事がある「熱性けいれん」・・・まさか自分が体験するとは思ってなかったですが、何度経験しても慣れる事はありません。
けいれんしてる間は見守るだけ・・・これがとても辛いです。何もしてあげられない自分が情けなくなってしまいます。でも、目覚めた時に安心するようにそばにずっと居ます。
それぐらいしか出来ないから・・。

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