急病時に役立つ情報 ~下痢編~ 子供が下痢をした!どうするの?

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大人でもお腹が冷えたりすると下痢をしてしまうことがあります。子供は大人よりも敏感です。

いつもより違う色やにおいの時は、特に注意して観察してみましょう。元気であっても何かのサインの時があります。



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子供が下痢をしたときは、お腹を冷やさないようにします。
どのような便か観察します。
1.水のようか。
2.泥のようか。
3.血液が付いているか。
4.ネバネバした粘液が付いているか。
上記の事を確認しておくとお医者さんは診断のために非常に役立つそうです。

便をオムツにしたなら、そのまま捨てずに取っておく。オムツではないなら、ビニール袋に一部を取っておく。医療機関での診察の時に、持参してください。

※下痢の回数が多いとき、ぐったりとしているときなど、少しでも気になる症状があればすぐに診察を受けましょう。

どうして下痢を止めないの??

便がゆるくなるのは理由があります。
お腹に悪いウイルスや細菌が入ると、体内から早く排出しようとして下痢になります。
この場合、下痢止めなどにより排出の働きを止めてしまうと、ウイルスや細菌が腸の中で増えていき、症状が悪くなってしまうことがあります。
そのために、細菌やウイルスによる下痢の場合は、無理に下痢を止めないことも大事な治療の一つです。
整腸剤などで、腸管内の悪い細菌などが増えにくい状態にします。

下痢のほかに症状は??

発熱や発疹の有無なども確認します。
1回の下痢便で止まることもありますが、下痢の回数と下痢の状態(水のような状態か、血液が付いているか等)や、おしっこの回数などもメモをしておきます。

気になることをメモしておくだけで、医療機関での診察の時にとても役に立ちます。

下痢をしたら水分補給はどのようなものがいいの?

水分補給をさせる場合、母乳はそのまま飲ませても大丈夫です。
母乳以外であれば、最初は白湯を少しずつ飲ませてみます。
粉ミルクは薄めたりせずに飲ませて下さい。
注意したいのが、吐き気が出てくることがありますので少量ずつ様子を見ながら、飲ませて下さい。

乳幼児は、長くても3時間程度で飲ませ始めましょう。脱水にならないように注意しましょう。

どんなものを食べさせたらいいの??

最初に食べ始めるのは、おかゆ程度で量は控えめにしてください。
そして、おじや、うどんなどの でんぷん質を少しずつ食べさせてみましょう。
油を使ったものや繊維質のものは避けて、お腹に優しいものを食べさせましょう。

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