ママ!子育てを失敗したなんて思わないで!

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子育てって大変ですよね。

一人目の子ともだとわからないことばかり・・・

『成功するための子育ての方法』という言葉を巷でよく耳にします。

子どもたちの目線から見て自分の母親が自分の育て方を失敗したと嘆く姿はどのように映るでしょうか?

ここでは、そんな母親の心理状況を感じ取ってしまった子どもの心境についてなど

子ども目線で子育てについてお話したいと思います。

世間がなんと言おうと、子どもたちが一番よく知っているのです。

お母さんが自分を苦労して育ててくれていることを、いつも一番身近でみているのですから。



褒められたい?成功した子育てってどんな子育て?

『成功した子育て』と言えば

育てた子供が
・高学歴
・高収入
・結婚している
・孫が出来た
・有名人になった
・とても人に優しい子に育った
・世界をまたにかけて忙しく働いている
・富を得た
・自分(親)に対して良くしてくれる
・離婚していない
・何かのプロフェッショナルとして他人に認められた
といった内容が思い浮かびませんか?

上記の内容のいったいどの辺りが『子育てに成功している』のでしょう?
どれも不特定多数の他人から賞賛や羨望を得られそうな内容ですよね。

ではいったい、他人からの賞賛を得ることで、気分が高揚するのは誰でしょう?

子ども目線では自分の人生を歩む上でそれらの出来事をただ通過しているだけにすぎません。
子ども心に人から賞賛を得たいとするならば、それは見ず知らずの赤の他人の賞賛ではありません。

生まれたときから知り、関わり、育てて貰い、自分のルーツである親の賞賛です。
子どもは親から認めて貰うこと、褒めて貰うこと受け入れて貰うことで
生まれて初めてお荷物ばっかりの自分の存在に安心感を持つ事が出来るのです。

誰しもが幼い頃に一番褒めて欲しい相手は自分の両親だったはずです。
成長することで、関わる相手や環境が増えてその対象は拡大されます。
よって産まれて間もなくは自分が両親から一番に認めて欲しかったことがボヤけてしまいます。

誰もが、幼い頃に一番に最大限に褒めて欲しい、認めて欲しい相手は自分の親だったはずです。

失敗した。そんなふうに思われると正直傷つくな・・・・

子どもの心は繊細で敏感です。
自分の両親が、『自分の育て方を失敗した』と感じていることを敏感に感じ取ってしまいます。

失敗したと思う思考は子どもの自尊心を否定し、傷つけます。
認められるために努力していたのなら尚更子どものハートは傷ついてしまうことでしょう。
それがたとえ、育てたあなた自身を否定しているのだとしてもその思考は子どもを傷つけます。

子どもは育て方を失敗したのではなく、『自分が失敗作』なのだと思うことでしょう。
『育て方を失敗した』と思うのは、成長した自分の姿を見た上での親の気持ちだからです。

ですから、育て方を失敗したと思う親に育てられて大人になった子どもは、自分は失敗作だと思うほかありません。

子育てを失敗したと思われていることを知った子どもの心境

子育てを失敗したと思われていることを知った子どもの心境
・自分は不良品だ
・自分は無価値だ
・自分は無能だ
・自分は駄目な人間だ
・自分は生きていても意味が無い
・親を悲しませてしまって申し訳ない
・親を悲しませてしまって自分も悲しい
・親を悲しませてしまった罪悪感を感じる

そんなふうに感じてしまっても親には言いません。
失敗作であることを話題にする事で心の傷を掘り返したくないからです。
失敗作だと思われていることを感じていても、自らその言葉を口に出すことで認識したくないからです。

失敗作だと思った状態で大人になってしまったら・・・

自分を失敗作だと思い込んだまま、大人になってしまった場合
次のような行動に走る可能性があります。

・他人からの賞賛を得るためだけに奔走する
・どうせ無能なのだからと開き直って何もしなくなる
・自分は無価値であることの虚しさから他人を傷つけたり自分を傷つけるようになる
・自分より出来ない人間を見つけては追い詰める

自分に対する不信感はそれと対峙するまでその人の中で消えることはありません。
潜在的に残ってしまった『自分は不良品である』という傷を癒すために無意識のうちに
あらゆる手段を使って解消しようとします。
その解消方法は人それぞれです。

無駄な傷をお互い負わないためにも、『成功した子育て』をめぐって
育てる親自身も落胆したり自分を責めたりする必要はないのです。

どんな理由にせよ、親が親自身を責めている姿は子どもにだって辛いものです。
それが自分のせいとなると幼い子ども心が晴れやかになる日は訪れません。

それなら一体なにが成功な子育てなんだろう・・・

人から見て成功していても、本人の心は全く満たされていないことがよくあります。

成功を追い求めるところには、不成功しかありません。
成功しなければ、そこには不成功しか残っていないからです。

あなたは何のために子育てを成功させたいですか?

誰かに『あなたの子育ては大成功だ!』と言われたのなら子どもの気持ちが不幸せでも、あなたは満足できますか?

たとえ誰からも賞賛されなくても、『生まれてきてよかった。』『お母さんに会えてよかった。』『お父さんに会えてよかった。』『今、幸せでいっぱいだ。』
っと子どもたちから聞けた日には、嬉しくて成功も不成功もどうでも良いと思いませんか?

子ども自身が幸せに暮らしていても、子育てを失敗したと思ってしまうのなら、子育ての成功・不成功が問題なのではなくて、あなた自身の心の問題です。

子どもの人生を生きるのは子ども自身で、その子どもを育てるのは育て親であって賞賛批判をくれる他人ではありません。

誰になんと言われようと子どもと冷静に話し合って、
お互いを知ること、
理解しようと時間を費やすこと、
相手の幸せがどんなものかをわかってあげることこそ子どもにとっても親にとっても生きやすいと思いませんか。

成功や不成功を気にして、一喜一憂する必要はないのです。
そんな時間があるのなら、あなたの子供がどう生きたいと思って生きているのか理解してあげる時間に変えてください。

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